クルマが好きならサウンドにもこだわりたい! 三菱✕ヤマハの本気のコラボからパイオニアが目指す究極のハイエンドモデルまで「OTOTEN 2025」で体験してきた

一般社団法人日本オーディオ協会が主催する「OTOTEN 2025」が、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で2025年6月21日と22日に開催されました。国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典であるOTOTENにおいて、クルマに関する製品に着目して体験してみました。

三菱アウトランダーPHEVのオーディオはヤマハ製!その「アルティメット」な良さとは?

 一般社団法人日本オーディオ協会が主催する「OTOTEN 2025」が、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で2025年6月21日と22日に開催されました。OTOTENは、1952年に初めて開催された「全日本オーディオフェア」から数えて70年以上の歴史をもつ、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典です。

 国内外さまざまなメーカーが東京国際フォーラムに集まり、入場無料(事前登録制)ということもあって、老若男女問わず多くの音楽好きやオーディオ好きで、会場はにぎわっていました。

 今回は多くの展示のなかで、デモカーでの試聴を実施していた「三菱自動車」と「パイオニア」の2台の車両について、実際に体験してみました。

三菱アウトランダーPHEVの最上級グレード「P Executive Package」
三菱アウトランダーPHEVの最上級グレード「P Executive Package」

 今回OTOTEN初出展となる三菱自動車は、最新のアウトランダーPHEVを展示。この車両には、ヤマハと三菱自動車が共同開発したオーディオシステムが搭載されています。ヤマハのオーディオシステムが国産車に採用されるのは今回のアウトランダーPHEVが初めてとなります。

 2024年に実施された大幅マイナーチェンジのタイミングで、従来のBOSEサウンドシステムに代わってアウトランダーPHEV専用に開発されたこのヤマハのサウンドシステムは、「Dynamic Sound Yamaha Premium(ダイナミック サウンド ヤマハ プレミアム)」(8スピーカー)と「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット)」(12スピーカー+デュアルアンプ)の2種類があり、今回はより上級の後者が標準装備されるP Executive Packageグレードで試聴できました。(Pグレード、Gグレードには19万8000円のオプション)

 曲は3つの選択肢から2つ選ぶ流れとなっており、今回は「Jazz」と「Classic」を選択。5つから選択可能なリスニングポジションを「運転席」に、ヤマハのサウンドマイスターが入念なサウンドチューニングを実施したサウンドタイプは「Lively」「Signature」「Powerful」「Relaxing」の4つから選択可能で、曲に合わせて「Lively」「Signature」を切り替えながら試聴しました。

楽器の音のクリアさに驚き…!車両構造にまで手をいれたからこそ体感できる極上空間

 聴き始めて驚いたのは、それぞれの楽器の音がとてもクリアに、忠実に耳に届くことです。わずかな弦の触れ始めや、ピアノの鍵盤をタッチした瞬間の空気の変わり方まで、音楽に合わせて耳に届けてくれるような繊細かつ澄み切ったサウンドで、楽器メーカーであり、かつ音楽を普及させるという強い思いが根幹にあるヤマハならではの音作りのこだわりを体感できました。

前席後席それぞれに装着される高域用25mmツィーター。ヤマハの文字が輝く各カバーの見た目の質感も非常に高い
前席後席それぞれに装着される高域用25mmツィーター。ヤマハの文字が輝く各カバーの見た目の質感も非常に高い

「アルティメット」システムは、各スピーカー類やアンプ、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)など各機器のこだわりはもちろんのこと、ドアの構造にも手が加えられています。

 部品取り付けの際に使用されるサービスホールを樹脂製カバーでふさぎ、パネル自体の補強材の大型化やおもりの追加、さらには溶接スポットを追加する手の込みようで、パネル剛性を従来型より1.5倍増強させています。

 これにより、低音のBassが効いた曲で音量をかなり上げていっても、スピーカー周辺やドアパネルが共振するようなそぶりは一切見せず、スピーカーだけでなく車両全体の構造も相まって、音の繊細な再現性と、大音量でもサウンドバランスが崩れないカチッとした剛性感のある音響空間を味わうことができました。

 現在の装着率は「アルティメット」が6割、「プレミアム」が4割で、当初想定していたよりもアルティメットの比率がかなり高めに推移しているとのことです。

 今回は停止状態での体験でしたが、高速道路走行時やオフロード走行中、エアコンの作動音、雨天時には雨量やワイパーの作動音によって聞こえにくくなる場合でも、環境の変化に応じて補正し、常にクリアな音を楽しめるように設計されています。

【画像】クルマの最新オーディオシステムをたっぷり楽しめる「OTOTEN」ってどんなイベント?(18枚)

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