“超”低燃費な「コンパクトSUV」が大幅刷新! 精悍マスクで「タフさ」もアップ! ルノー「新型キャプチャー」2つのパワートレインの違いとは【試乗】
ルノージャポンは、デザインを大幅に刷新したコンパクトSUVの新型「キャプチャー」を2025年6月12日に発売しました。フルハイブリッドとマイルドハイブリッドの2タイプとなった新型は、それぞれどのような乗り味なのでしょうか。
フレンチモデルらしい「強い主張」が備わった新型「キャプチャー」
2025年6月12日、ルノージャポンはマイナーチェンジを実施した新型「キャプチャー」を発売しました。
現在とくに注目度が高いコンパクトSUVカテゴリーの1台ですが、新型キャプチャーは国内外で数多く存在するライバル車に対しどのような特徴を持ち、そしてどのように進化を遂げたのでしょうか。

2014年に初代が、2020年には2代目がそれぞれ欧州コンパクトSUV販売台数No.1を獲得し、これまでに世界で200万台以上が販売されているルノーの大ヒットモデル“キャプチャー”が、マイナーチェンジで大変身しました。
エレガントでありながらテクノロジーを感じさせるデザインと、フルハイブリッド「E-TECH(イーテック)」に加えて、新たに登場したマイルドハイブリッドが大きな見どころとなっています。
まずは「エスプリアルピーヌ」「テック」と2タイプ揃ったデザインから見ていきましょう。
これまではどちらかといえば万人に好まれるデザインを目指していたキャプチャーが、これからは「アサーティブ」(強い主張、際立つという意味)なデザインを目指し、デザイン責任者ジル・ヴィダル氏のデザインテイストが反映されたことで大変身しています。
BセグメントコンパクトSUVカテゴリーに属する新型キャプチャーのボディサイズは、全長4240mm×全幅1795mm×全高1590mm、ホイールベース2640mm。
トヨタの同クラスSUV「ヤリスクロス」(全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mm)よりひとまわり大きく、B-Cセグメントの中間に位置するホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」(全長4340mm×全幅1790mm×全高1580-1590mm)に近いサイズ感です。
新しさがより伝わってくるのは、やはりフロントマスクでしょう。

これまでの中央が凹んだボンネットから、今までにない水平基調で厚みのある面に生まれ変わり、新型であることを大きく主張しています。
多面的なブロック模様のグリルの中央に、新しい「ロザンジュ(ルノーのエンブレム)」が置かれ、バンパー上部まで広がるブロック模様に光を浴びると、まるでロザンジュから光の波がキラキラと流れていくような視覚効果を生み出していました。
薄く横長のヘッドライトも、これまでキャプチャーをどこか愛らしく見せていた要素とは打って変わって、モダンで精悍な顔立ちに。
デイタイムライト&フォグライトの部分は、よく見ると左右でロザンジュをモチーフにしており、全体の統一感もしっかり演出されていることがわかります。
これらの要素が融合したフレンチモデルらしい個性と力強さによって、SUVらしいタフさも増しました。
足元は、エスプリアルピーヌには19インチタイヤ、テックには18インチタイヤを採用。それそれの世界観を映すようにアロイホイールも専用デザインとし、4つのタイヤでグッと地面に立つような凛々しさを感じさせます。
リアのデザインもクリアレンズ化されたリアLEDランプと、立体感が増した新デザインのバンパーによって上質感がアップしました。
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