ホンダが新型「コンパクトスポーツカー」発表! めちゃ短い全長×ワイドボディの「ハンドリングマシン」! 低重心&俊足パワーもイイ“ホットモデル”「新型スーパーワン」どんなクルマ?
ホンダが「ジャパンモビリティショー205」などに出展した小型のEV「スーパーワン」は。2026年5月下旬にも正式発表される模様です。これに先駆け、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がプロトタイプに試乗しました。気になるファーストインプレッションを速報で紹介します。
これは「令和のコンパクトホットハッチ」だ!
2025年秋に開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」や、2026年1月の「東京オートサロン2026」などでホンダブースに展示され、来場者から大いに注目を集めたのが、小型BEV(バッテリーEV:電気自動車)の「Super-ONE(スーパーワン)」です。
5月下旬とされている正式発表・発売を前に、筆者(モータージャーナリスト 工藤貴宏)は、サーキットで新型スーパーワンに試乗することができました。いったいどのような乗り味だったのでしょうか。
最初に、今回新たに明らかになったいくつかのスペックからお伝えしましょう。
まずモーターの最高出力は、「BOOST」モード選択時で70kW(約95PS)。スーパーワンのベースとなっている軽自動車「N-ONE e:」の最高出力は47kW(64PS)なので、出力的には約1.5倍になっています。
いっぽう車両重量は1090kg。車体サイズ的にライバルとなり得るAセグメントハッチバックのEVは、一般的に1300kgから1400kgほどなので、軽さはけっこう自慢です。
バッテリー容量が少なめという言い方もできなくもないですが、スポーツカーとして考えれば軽いことは大歓迎ですよね。
1充電での航続距離は274km(WLTCモード)。ほかの小さなBEVと比べても長くはないですが、シティコミューターとしては十分ともいえます。
そしてもっとも気になる価格は、現時点では未公表。どうやら400万円を切るようですが……果たして。

さっそく、ボタン式ドライブセレクターを「Dレンジ」に入れて試乗……のまえに、サッと概要を説明しておきましょう。
新型スーパーワンの正体は、先ほども触れたように軽BEVのN-ONE e:をスポーティに仕立てた「令和のコンパクトホットハッチ」。
オーバーフェンダーの装着で軽自動車枠を超えて小型車登録ですが、車体自体は全長3.6mほどの超コンパクトサイズです。
ちなみにN-ONE e:は、ガソリンエンジンを積む軽自動車「N-ONE」のBEV版ですね。
それではさっそくコースイン。
結論からいえば、めちゃめちゃ気持ちイイ。最大の魅力は「軽快で爽快な運転感覚」と筆者は思いました。
「とても加速が速い」というわけではありませんが、軽自動車ターボや軽BEVよりはパワフルでありつつ、容易にアクセル全開ができる「適度なパワー」がイイ感じ。
そうそう、ホットハッチってこういう気軽にスポーツドライビングを楽しめるのがいいんですよね。そんな“楽しさのツボ”はしっかり押さえています。
それからハンドルを切ったときの、スッと曲がる感じがとっても気持ちイイ。
実はベースのN-ONE e:でもそういう感覚がとっても強く、それが楽しさに直結しているのです。
理由は、フロントにエンジンがないから、前後重量配分に優れる(ノーズが軽い)こと。
筆者はかつて軽ミッドシップスポーツカー「S660」に乗っていて、そのスッと曲がる感じに酔いしれていましたが、もしかするとスーパーワンの軽快な曲がり方はそれ以上かもしれません。
なんて話を開発者にしてみたら、「向きの変えやすさはガソリン車のコンパクトスポーティカーを超えるのはもちろん、BEVのなかでもトップクラスで、S660も超えています」とのこと。
もし新型スーパーワンのハンドルを握ることがあったら、ぜひそこを感じて気持ちよさを実感してほしいところです。
ちなみにサスペンションは、N-ONE e:に対してバネやダンパーが硬められているだけでなく、フロントはロアアーム(アルミ鍛造)やハブ(剛性アップ)などを変更して、リアやリアアクスルビームが強化品となっています。
またバッテリーを床下に積んでいるので重心が低く、それもコーナリングの安定感を高めています。


























































