相次ぐ逆走事故で「最強の防止装置」に話題殺到!? 消極的な政府に「国の怠慢」「弱腰じゃ一生事故消えない」の声も…逆走で「タイヤに刺さる」対策なぜ導入されないのか

高速道路などの「逆走」が今も相次ぎ、重大な社会問題になっているなか、海外で運用されている「防止策」に話題が集まっています。

逆走事故相次ぐなか反響多数

 高速道路などの「逆走」が今も相次ぎ、重大な社会問題になっています。そんな中、海外で運用されている「防止策」に話題が集まっています。

逆走を止める有効手段は…
逆走を止める有効手段は…

 2025年5月18日、三重県亀山市の新名神高速で乗用車が逆走。クルマ2台に衝突したほか、逆走車を避けようとしたクルマの列に後続車が追突して女性4人が怪我をする事故が発生しました。

 逆走車は現場から逃走。翌日に、クルマ2台に対する道路交通法違反(当て逃げ)の疑いでペルー国籍の34歳の男が逮捕されました。

 その前にも、4月26日午後10時頃、栃木県那須塩原市の東北自動車道の上り線で、逆走してきたクルマが接触事故を起こし、さらに3キロ近く走行を続け、別のクルマと正面衝突。逆走車を運転していた40代の男性と、正面衝突された車両を運転していた50代の男性の双方が死亡するという悲惨な事故も起きています。

 さらにその事故に関連した渋滞で大型トラックなど6台が絡む事故が発生し、追突された車両に乗っていた60代女性が死亡したほか、一連の事故によって10人が怪我をしました。

 国や高速道路各社では、逆走防止として「逆走ですよ!」看板や、路上ペイントなどの現地施策が行われています。

 しかしネット上などでは「そんなもの、逆走する人間には全然効果が無い」「それを見て気づくようなら、そもそも逆走自体起こさないのでは?」という声が相次いでいます。

 そうしたなか、注目されているのが「逆走車にだけ物理的ダメージを与える」装置です。

 通称「トゲトゲ」と呼ばれるこの装置は、逆走車に向けて道路いっぱいにトゲを並べています。正しい方向からクルマが来ると、素直に踏まれて地面に埋め込まれ、バネでまた元に戻り、損害は与えません。

 しかし逆走車がそのまま走ろうとすると、両方のタイヤにそのトゲが刺さり、パンクさせるというわけです。

 英語圏で「トラフィック・スパイク」などと呼ばれ、各地の一方通行路地などで採用されています。

【画像】「なんとぉぉぉぉぉぉぉ!」これが実際の「トゲトゲ装置」です(24枚)

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