リッター56km以上走る! 原付免許で乗れる「110cc」スクーター ホンダが発表した新型モデル「Dio110 Lite」の特徴とは?

従来の50cc原付が生産終了を迎えるなか、ホンダは新基準原付に対応した「Dio110 Lite(ライト)」を発表しました。一体どのようなモデルになっているのでしょうか

高級感を演出したシックな一台

 ホンダは、新基準原付に区分される「Dio110 Lite(ディオ110ライト)」を2025年11月20日に発売しました。

「新基準原付」とは、2025年10月末をもって生産が終了した従来の50cc原付に代わり設けられた新しいカテゴリーです。

ホンダの新基準原付「Dio110 Lite」
ホンダの新基準原付「Dio110 Lite」

 排出ガス規制の強化や生産コストの上昇により、50ccエンジンの継続生産が困難となったことから、原付免許や普通自動車免許で運転できる新しい区分として制定されました。

 この新基準では、排気量が125cc以下、最高出力が4.0kW以下の二輪車が対象です。

 ホンダはこの新基準に対応するモデルとして、「Dio110 Lite」の投入を発表しました。

 Dio110 Liteは、人気スクーター「Dio110」のエンジンをベースに、最高出力3.7kWと新基準原付の基準である4.0kW以下に適合したモデルとなっています。

 外観はシンプルでエレガントなフォルムを基調としつつ、大胆なボディラインと立体的なフロントビューを採用。

 光の当たり方によって幾何学模様の表情が変化する「グラデーションテクスチャー」をマフラーカバーやフロアステップに施し、上質感を演出しています。

 また、曲線に立体的な面構成を施したキャストホイールやモダンな光を放つテールランプなど、細部にまでデザイン性が追求されています。

 パワーユニットには、軽快な走りとWMTCモード値56.6km/Lと優れた燃費性能を両立する空冷4ストロークOHC単気筒109ccエンジン「eSP」を搭載。

 最高出力は前述の通り3.7kW(5.0PS)/5250rpm、最大トルクは7.6N・m(0.77kgf・m)/4000rpmを発揮します。

 最高速度は従来の原付と同じく30km/hに制限されますが、発進や加速時には余裕のあるスムーズな走行フィーリングを実現しています。

 また、アイドリングストップ・システムを採用し、停車時の燃料消費や騒音、排出ガスを抑制。

 電子制御式ACGスターターによってアイドリングストップ状態からの静かで素早い再始動が可能となっています。加えて、バッテリー電圧が一定以下になると自動的にシステムの稼働を停止させる機能も搭載。

 シートには座りやすさを求めた専用ローシートを採用し、フラットなフットスペースとの組み合わせで、快適なライディングポジションを実現しています。

 なお、シート高は745mmと抑えられており、足つきの良さにも配慮されています。

 ブレーキには、ホンダ独自の「コンビブレーキ」を採用。左レバー(後輪ブレーキ)を握ると前輪にも制動力を配分し、安定したブレーキングをサポートします。

 また、フロントブレーキには制動性に優れるディスクブレーキが装備されています。

 さらに、14インチの大径ホイールを採用することで、直進安定性とコーナリング性能の両立を図っています。

 また、日常使いに便利な収納スペースも充実しています。フタ付きのインナーボックスは500mLペットボトルや小物の収納に対応し、雨の日でも中身が濡れにくい構造です。

 シート下のラゲッジスペースは約17Lで、ヘルメットや雨具などを収納できます。その他にもリアキャリアやコンビニフックも備え、荷物の積載にも配慮されています。

 ボディサイズは全長1870mm×全幅685mm×全高1100mm、車両重量は95kgと軽量で、街乗りや通勤通学などで扱いやすい設計です。

 燃料タンク容量は4.9Lで、WMTCモード値から計算すると満タン時で277.34kmもの航続が可能となっています。

 なお、カラーバリエーションは、「キャンディラスターレッド」「マットギャラクシーブラックメタリック」「パールスノーフレークホワイト」の全3色を設定しています。

※※※

 Dio110 Liteの価格(消費税込)は23万9800円となっており、新基準原付という新時代の幕開けにおいて、日常の移動手段に新たなスタンダードを提示する一台となりえるか、注目が集まっています。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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