ホンダ「CB1000R」は、コーナーが待ちきれない! 操作する楽しさがこの1台に凝縮

ホンダの新販売チャネルの「Honda Dream」より発売された大型ネイキッドロードスポーツモデル「CB1000R」。走りのパフォーマンスを最大化するため、マスの集中化と軽量化を図っての登場です。

台形シルエットがアグレシッブな走りを予感させる

 もうコーナーが待ちきれません。旋回が楽しく、車体を自在に操っているモーターサイクルならではの一体感、操作する歓びに満ちあふれています。ホンダ「CB1000R」、次世代「CBシリーズ」のフラッグシップモデルです。

ホンダ「CB1000R」

 開発責任者の内田 聡也さん(本田技術研究所 二輪R&Dセンター)は「大人のライダーに高揚感を。そう考えて、スタイル、エンジン、サウンド、ハンドリングを追求しました」と言います。

 たしかに軽快なスタイルで、見た瞬間にアグレシッブな走りを予感せずにはいられません。凝縮感があり、無駄なものはないシンプルなフォルム。重量物が車体の中心に集まったマスの集中化が図られていることも一目瞭然です。

「ミニマムな要素からなる台形シルエットです」と教えてくれたのは、スタイリングデザイン担当の鴫原 崇さん(本田技術研究所 二輪R&Dセンター)。

 視覚的にもスポーツライディングへの意欲をかき立てるものがあり、それはラウンドシェイプを基調としたLEDヘッドライトであったり、スッキリとしたテールエンド、短い前後フェンダーなど全身から演出しています。

 鴫原さんら開発陣は細部にまでとことんこだわりました。注目はアルミ薄板をプレスし、塗装せずアルマイト処理としたカバーでしょう。鴫原さんはこう言います。

「金属の質感をそのままに、見て触って欲しかったのです。メカニカルな機能美を表現しています」

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