三菱の伝説的「ランサー」の名を継いだ「グランドランサー」! 超“正統派セダン”は「スポーティ&高級感」がカッコイイ! “有終の美”を飾った「最後の台湾仕様」とは! シリーズ復活に期待も!
かつての三菱のビッグネーム「ランサー」。同シリーズで「最後まで残った」モデルとは、一体どのようなクルマだったのでしょうか。
三菱の伝説的「ランサー」の名を継いだ「グランドランサー」!
2017年に国内でのシリーズ展開を終了した、三菱のセダンおよびステーションワゴンの「ランサー」。
実はその後も、台湾市場では後継モデルとなる「グランドランサー」というモデルが登場し、販売されていました。
このグランドランサーも残念ながら2024年で販売を終えてしまいましたが、「最後まで残ったランサー」は一体どのようなクルマだったのでしょうか。

ランサーが初めて登場したのは1973年のこと。
それまで三菱の代表モデルだった「コルト」の後を担うモデルとして生み出されました。
この初代ランサーは1979年まで販売され、1979年には2代目、1988年には3代目と順調に進化。
最終的には7代目までシリーズ展開が続きました。(7代目はセダンが「ギャランフォルティス」、スポーツモデルは「ランサーエボリューションX」の名前で展開)
また、メインとなる「ランサー」以外にもステーションワゴンタイプや、スポーツモデルの「エボリューション」などさまざまなモデル・グレードが展開されたのも大きな特徴。
とくに「ランサーエボリューション」シリーズはラリーでの活躍もあり、多くの熱烈なファンを生み出しました。
しかし、日本では2017年でシリーズ展開を終了。
海外ではブラジル市場でも2020年で終了となり、両国で“ランサー”の系譜は途絶えてしまいました。
しかし、同じくランサーシリーズを展開していた台湾では、7代目モデルのマイナーチェンジを実施し、新たにグランドランサーの車名で販売を続けたのです。
そんなグランドランサーは、三菱とダイムラー・クライスラーが開発した「PMプラットフォーム」を採用した4ドアセダン。
ボディサイズは全長4615mm×全幅1770mm×全高1490mmで、それまで台湾で販売していた「ランサーフォルティス」(7代目「ランサー」の台湾ネーム)より若干サイズアップしています。
エクステリアは、近年の三菱車でおなじみの「ダイナミックシールド」を採用。
とくにフロントは、シャープさと力強さを兼ね備えたデザインが特徴的です。
またインテリアも高級感のある合皮をハンドルやシートに採用し、他にも10.4インチ縦形タッチモニターを搭載するなど、先進性のある作りになっていました。
パワートレインは、ギャランフォルティスにも搭載されていた1.8リッター直列4気筒エンジンを搭載。
最高出力は139馬力で、これに8速マニュアルモード付CVTを組み合わせます。
このようにして開発されたグランドランサーは、スポーティさと高級感を兼ね備ることが魅力のモデルでしたが、残念ながら三菱の想定より販売が振るわず、2024年で販売を終了。
最後まで残っていた“ランサー”の系譜も、ついに途絶えてしまったのです。
しかし昨今の自動車業界では、ホンダ「プレリュード」のように「過去の名車」の名を復活させる事例が散見されており、いつか三菱の戦略次第でランサーシリーズが復活する可能性も完全には否定できません。
かつてのランサーの栄光を知るものとして、ぜひとも期待したいところです。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。






































