「無事故・無違反だからゴールド免許になれる!」と思ったら「ブルー免許」のままの人も!? なぜ? 注意すべきコトとは

運転免許証は一般的に、その帯の色からゴールド免許、ブルー免許、グリーン免許などと呼ばれます。その中でもゴールド免許は、一定期間無事故・無違反を継続した「優良運転者」のみが取得できる免許であり、他の免許区分と比べて免許更新時の講習時間が短く、講習手数料も安いといったメリットがあります。

ゴールド免許は全体の約6割!しかし中にはペーパードライバーも・・・

 基本的に無事故・無違反を継続すると「ゴールド免許」を取得できますが、場合によっては無事故・無違反でもゴールド免許にならないケースがみられます。
 
 では、一体どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

ゴールド免許は全体の約6割!しかし中にはペーパードライバーも・・(画像はイメージ/フォトAC)
ゴールド免許は全体の約6割!しかし中にはペーパードライバーも・・(画像はイメージ/フォトAC)

 運転免許証は一般的に、その帯の色からゴールド免許、ブルー免許、グリーン免許などと呼ばれます。

 その中でもゴールド免許は、一定期間無事故・無違反を継続した「優良運転者」のみが取得できる免許であり、他の免許区分と比べて免許更新時の講習時間が短く、講習手数料も安いといったメリットがあります。

 加えて、ゴールド免許を持っていると保険会社から「事故のリスクが小さい」と判断され、自動車保険料の大幅な割引を受けられるため、多くの自動車ユーザーがゴールド免許の維持・取得を目指しています。

 警察庁が公表している「運転免許統計 令和5年版」によると、2023年中に免許更新時の講習を受けた1420万3769人のうち、ゴールド免許にあたる優良運転者講習を受講した人は893万8904人であり、全体の約63%を占めました。

 単純に考えると6割以上の人がゴールド免許を取得している計算になりますが、2023年2月に三井住友海上火災保険株式会社がおこなった「ペーパードライバーに関する実態調査」では、ゴールド免許保有者のうち3人に1人がペーパードライバーの自覚があると回答しています。

 つまり日常的に車両の運転をしている人に限定すれば、ゴールド免許取得者の割合は4割程度まで下がるといえるでしょう。

 そもそも運転免許証の色は、原則として「免許更新年の誕生日の41日前を起算日とした過去5年間」に、交通違反やケガのある事故(人身事故)を起こしたかどうかによって決定し、以下のような区分に分けられます。

ーーー
 ●優良運転者(ゴールド免許)
 継続して免許を受けている期間が5年以上、なおかつ違反や人身事故を起こしていない人が対象

 ●一般運転者(ブルー免許)
 継続して免許を受けている期間が5年以上、なおかつ違反点数3点以下の比較的軽微な違反が1回のみの人が対象

 ●違反運転者(ブルー免許)
 違反を複数回おこなった、または人身事故を起こした人が対象

 ●初回更新者(ブルー免許)
 継続して免許を受けている期間が5年未満、なおかつ無違反または軽微な交通違反が1回のみで、人身事故を起こしたことがない人が対象
ーーー

 なお、初めて運転免許を受ける人は「新規取得者」という免許区分に該当し、グリーン免許が交付されます。

 上記から分かるように、ゴールド免許を取得するには無事故・無違反の継続だけでなく、「免許を受けている期間」も重要となります。

 そのため、たとえ無事故・無違反を続けていても、「初回更新者」の区分に該当する人はゴールド免許を取得できません。

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