新車なトヨタ「2000GT」が凄い! スープラエンジン搭載の斬新モデル!? 独自開発で誕生したロッキーオート「R3000GT」とは

どんな経緯で誕生? ただのカスタムカーではないその意味とは

 このように2000GTの現在版といってもいいぐらいのR3000GTですが、車両をカスタムした経緯についてRocky Autoの担当者は以下のように話します。

「R3000GTの誕生は、2000GTの開発者の1人である細谷さんから『なんでRocky Autoは日産車しかやらないのか』と聞かれたことから始まります。

 当時、細谷さんを存じ上げてなく『トヨタにいいクルマがないから』と返答したところ、細谷さんから『僕が作ったトヨタ2000GTという素晴らしいクルマがあるじゃないか』といわれました。

 しかし、1億円を超えるような2000GTが中古車市場にも出てきましたが、速くもなく、乗りやすくもないという印象で魅力を感じていませんでした。

 しかし、細谷さんに『魅力のないクルマなら、君が作ればいいじゃないか』と言われた言葉を思い出し制作したのが、このR3000GTです」

「R3000GT」の製作は2000GTの当時を知る細谷四方洋氏が監修(画像提供:Rocky Auto)
「R3000GT」の製作は2000GTの当時を知る細谷四方洋氏が監修(画像提供:Rocky Auto)

 また、R3000GTのカスタムについてのこだわりのポイントを前出の担当者は以下のように話します。

「1番はトヨタ2000GTのノザキラインを現代に復活させたことで、2番目に快適性です。

 開発に関して、細谷さんが監修という形で全面的にバックアップをしてくださったことで、このクルマがドンドン世の中に出て行きました」

R3000GTにはトヨタ製直列6気筒エンジンの「2J」を採用(画像提供:Rocky Auto)
R3000GTにはトヨタ製直列6気筒エンジンの「2J」を採用(画像提供:Rocky Auto)

※ ※ ※

 R3000GTはRocky Autoと細谷氏が妥協なき開発に取り組んだ結果、2024年2月に完売したようです。

 生産台数は本家2000GTよりも少ないことは確実なので、まさに現在の夢のクルマといえるでしょう。

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5件のコメント

  1. ATはちょっと・・・

  2. 素朴に思うンですが、クルマの価格が上がり過ぎてませんか? ベースに軽自動車が200万円を超える価格になったこと、どうも腑に落ちません。EVがガソリンエンジン車と同格かそれ以上なのは、開発費をユーザーに転嫁してるンでしょうか?60年代のホンダ・スーパーカブの時代、英社オースチンの蟹目スポーツカーなど、乗る事に喜びを感じる基本概念が廃れた事が原因でしょうか? オースチンの蟹目や、スーパー・セブン等のベース車のクルマ本来の楽しさを学び取れる”自動車”の再来を期待します。
    技術の進歩や、自然環境対応に名を借りた営利主義が流行ってるのが、残念でなりません!
    そりゃ、便利な方が良いに決まってるけど、走る・止まる・曲がるの3基本を基本ベースに舞い戻りませんか?

  3. 2JZ型の画像が1枚もないというのはどうなのかな?
    普通の人なら興味あるよね。

  4. 中身はトヨタプログレですよ。
    プログレも2JZ-GEなので

  5. こういうクルマには否定的な意見が多いですが、個人的にはありだと思っています。
    本家が1億円超えの現在、例え購入できても事故や盗難のリスクは避けられずメカ的なトラブルも出て来ます。
    しかし、これなら普通に快適に普段使いが出きるわけです。
    もちろん、これも希少、高価なので盗難などのリスクはありますが…
    残念ながら、私には手の出ないクルマですが欲しいクルマです。
    ロッキーオートさん、あっぱれ!です。

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