「中部縦貫道」今秋延伸へ 大野油坂道路「九頭竜IC」開通で中京圏~北陸の時間が短縮!
大野油坂道路の勝原IC~九頭竜IC間が、2023年秋の開通に向けて建設中です。この区間は将来、中部縦貫道の一部に組み込まれます。
勝原IC~九頭竜IC間が今秋開通へ
福井県内で建設が進む国道158号バイパス「大野油坂道路」のうち、勝原IC~九頭竜IC間9.5kmが2023年秋に開通する予定です。
大野油坂道路は、大野IC(大野市)から油坂峠道路までを結ぶ全長35.0kmの通行無料の自動車専用道路です。車道2車線、設計速度60km/hで整備されます。3月19日に最初の区間である大野IC~勝原IC間10.0kmが開通しています。
この道路は、西側で接続する永平寺大野道路、東側で接続する油坂峠道路とともに中部縦貫道を構成します。
大野油坂道路の全線が開通すると、北陸道と東海北陸道を東西につなぐ高規格道路が誕生します。これにより中京圏~北陸間の新たなルートになるほか、首都圏~福井間の最短ルートとしても期待できます。
2023年3月に示された九頭竜IC延伸事業の2023年度当初予算は約54.5億円です。
なお、その先の九頭竜ICから油坂峠道路までの区間(15.5km)も建設が進められており、2026年春に開通する見通しです。
一宮JCT(愛知県一宮市)から大野市役所までのクルマの所要時間は、現在だと名神・北陸道ルートで179km・約130分を要しますが、大野油坂道路が全線開通して東海北陸道と接続すると、128km・約103分に短縮される見込みです。
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