スバル「3列シートSUV」の日本導入を検討、26年後半を目処!米国生産車を富士24時間レースで実車展開

2025年の「トランプ関税」を契機に、日本の自動車メーカー各社で米国生産車の国内導入が相次いでいる。トヨタやホンダ、日産に続き、スバルは米国生産の「3列シートSUV」の日本導入検討を発表した。富士24時間レース会場では実車も初披露。関税リスクを回避し、国内市場の活性化を狙う新たな戦略が動き出す。

スバル、米国生産の「3列シートSUV」の日本導入を検討! 左ハンドル車で車名は検討中

 2026年6月6日、スバルはも米国生産の「3列シートSUV」(北米名:アセント/その他:エヴォルティス)の日本導入の検討を始めたと発表し、以下のように説明しています。
 
「スバルは、米国で生産している3列SUV(北米:アセント、その他市場:エヴォルティス)について、2026年後半を目途に日本市場への導入を検討しています。日米交渉を受けて施行された、国土交通省の認定制度も活用し、米国生産の3列ミッドサイズ SUVを日本市場において導入することで、幅広いお客様のニーズにお応えしていきます」
 
 2025年の「トランプ関税問題」以降、日本の自動車メーカー各社は米国生産車を日本へ輸入して正式発売する動きの流れです。すでにトヨタは「タンドラ」や「ハイランダー」を発売し、今秋には「カムリ」の導入も予定しています。
 
 さらに日産が「ムラーノ」の先行予約を開始し、ホンダも「インテグラ」「パスポート」の導入を明らかにするなど、米国生産車の国内投入が相次いでいます。
 
 そうしたなかで、今回スバルも導入検討をする形となりましたが、3列シートSUVとは、どのようなモデルなのでしょうか。アセント(北米仕様)を例に解説していきます。

スバル、北米専用3列シートSUVの日本導入を検討!
スバル、北米専用3列シートSUVの日本導入を検討!

北米市場のファミリー層を牽引する「アセント」とは

 アセントは、スバルが北米市場における持続的成長を目指し、特にファミリーユーザーに向けて開発した3列シートモデルです。

 2017年11月に米国ロサンゼルスで世界初公開され、翌2018年5月7日に生産が開始。現在は、北米などで最新となる2026年モデルが展開されています。

 2026年モデルのアセントは、スバルが北米市場向けに展開するフルサイズSUVとして、7人乗りまたは8人乗りのシートレイアウトを採用しています。

 ボディサイズは、全長196.8インチ、全幅76.0インチ、全高71.6インチ(ルーフレール含む)、ホイールベースは113.8インチに設定されています。

 エクステリアデザインにおいては、ボディカラーと同色のアウトサイドドアハンドルやリアルーフスポイラーを採用し、洗練された印象を与えています。

 さらに、サイドやホイールアーチにはブラック、あるいはブラックにブロンズのアクセントを加えたクラッディングが施されており、SUVらしい力強さも演出しています。また、開放感あふれるパノラミックパワームーンルーフも設定可能です。

 走行性能の要となるパワートレインには、最高出力260hp、最大トルク277lb-ftを発揮する2.4リッター水平対向4気筒ターボチャージャーエンジン(SUBARU BOXER)を搭載。

 これに8速MTモードを備えたトランスミッション「Lineartronic CVT」が組み合わされ、スバル独自の「シンメトリカルAWD」が全モデルに標準装備されています。

 機能面や安全性も充実しており、作動範囲が拡大した最新バージョンの運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」を標準装備。

スーパー耐久富士24時間レースに展示されたスバルの3列シートSUV(北米:アセント)(撮影:くるまのニュース編集部)
スーパー耐久富士24時間レースに展示されたスバルの3列シートSUV(北米:アセント)(撮影:くるまのニュース編集部)

 インテリアには、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが全モデルに標準採用され、マルチメディアやエアコン、X-MODEなどの車両設定を直感的に操作することが可能です。

 また、多人数乗車に配慮した装備として、運転席の声を3列目の乗員へ増幅して伝えることで車内コミュニケーションを円滑にする「Cabin Connect」機能が用意されているほか、日常の使い勝手を高めるオートクローズ機能および高さメモリー機能付きのパワーリアゲートも全モデルで標準装備されています。

 なお、グレード展開は「Premium」「Limited」「Limited Bronze Edition」「Touring」そして「Onyx Edition Touring」の多彩なラインナップが用意されています。

2026年6月5日から7日まで開催されている「スーパー耐久富士24時間レース」の会場にて、各社の米国生産車が展示されている(撮影:くるまのニュース編集部)
2026年6月5日から7日まで開催されている「スーパー耐久富士24時間レース」の会場にて、各社の米国生産車が展示されている(撮影:くるまのニュース編集部)

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 そんな北米専用モデルであるアセントですが、2026年6月5日から7日まで開催されている「スーパー耐久富士24時間レース」の会場にて、早くも実車が展示されています。

 展示されている車両を見ると、スバルらしい力強いフロントグリルや、堂々としたボディサイズが確認できます。

 迫力あるフロントフェイスに加え、伸びやかなサイドシルエットや重厚感のあるリアの造形を見ることもできます。

 また、リアにはスバルのAWDモデルであることを示すバッジと「ASCENT ONYX EDITION」のエンブレムが確認でき、今回の展示車がブラックのアクセントが効いた「Onyx Edition Touring」グレードであることがわかります。

 なおスバルによれば「日本導入の車名はまだ検討中」だといいますが、おそらくアセント/エヴォルティスのどちらかになると見られます。

 今後、スバルの3列シートSUVが日本の道路環境でどのような存在感を示すのか、正式な導入発表に大きな期待が寄せられます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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