ここの「赤信号」長すぎ! なぜ違う? 信号変わるタイミング 誰がどう制御しているの?
信号は、赤、青、黄と点灯するだけの単純な仕組みに見えます。しかし、信号の変わるタイミングは場所や時間帯によってさまざま。信号機を設置したり変わるタイミングを決めているのは、いったい誰なのでしょうか。
タイミング悪いと赤信号続き… そんな信号機制御っていったい誰が?
公道を運転するにあたり順守しなければならないのが交通ルールです。なかでも信号は当たり前の存在であり、深く考えることなく信号の表示に従ってクルマを走らせている人も多いでしょう。
その一方で、「今日は信号で引っかかってばかり…」「いま変わったばかりでもう赤に変わるの?」等、赤信号ばかりに自車が引っかかり思い通りに走れないと、強く意識させられるのもまた信号です。
そんなときはストレスに感じるとともに、その仕組みや設定について疑問を抱いてしまうものですが、いったい誰が、どのようにして、信号が変わるタイミングを決めているのでしょうか。
そもそも信号機は各都道府県の公安委員会によって設置され、警察によって管理されています。
公安委員会は警察を管理する行政委員会なので、実質、信号機の設置・管理はともに警察がおこなっているといってよいでしょう。
信号制御の設定も信号機の管理のひとつに含まれるため、「信号が変わるタイミング」は信号機の所在する都道府県の警察が決めているということになります。
「どのようにして決めているか」については、まず信号機の種類から理解しなければなりません。
信号機は大きくみっつに分けることができます。
ひとつめは「感応式」で、車両を感知しながら制御する信号機です。
交差点に備わるセンサーが車両の流れを感知して信号の変わるタイミングを制御するのですが、交差するふたつの道路の青信号の時間を調整するものから、クルマが来なければ片側はずっと赤信号という極端なものまで存在します。
ふたつ目は「押ボタン式」で、歩行者が押ボタンなどを押したときだけ横断歩道側が青信号になり、車両側が赤信号になるものです。
みっつ目が「プログラム多段式(定周期式)」。これは平均交通量に基づき算出された制御パターン(タイミング)をあらかじめ登録しておき、内蔵のタイムスイッチにより自動的に時間や曜日を判別して制御する信号機です。
つまり、どのタイプの信号機にしても信号の変わるタイミングは「歩行者や通行する車両の状況」から決定しているということになります。
なお、どのタイプの信号機かは政令に基づいて公安委員会が設置し、基本となる制御パターン(タイミング)を警察が決め、現場の状況で信号機が変更するという仕組みになっています。
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