なぜマツダ「ロードスター」は世界で愛される? 4代目ND型に詰め込まれた想いとは
リトラクタブルハードトップモデルも登場
2012年に発表されたフィアットグループとの協業プログラムですが、2015年にフィアット「124スパイダー」としてリリースされました。
プラットフォームや一部の内装などは共通ですが、エンジンはフィアット独自の1.4リッターツインエアエンジンが搭載され、足回りの味付けなどもフィアット仕込みとなっています。
そして2016年には、よりスポーティなアバルト「124スパイダー」が登場。こちらは日本でも正規販売されましたが、2020年中に販売を終了することがアナウンスされています。
2016年12月には、先代モデルにも採用されたリトラクタブルハードトップモデルの「RF」が追加されます。しかし、RFはフルオープンだった先代モデルとは異なり、ファストバックスタイルを持つタルガトップです。
搭載するエンジンも2リッターのみで、ソフトトップ車が軽快さを売りにするのに対し、RFは落ち着いた雰囲気を持つ大人のファストバッククーペというキャラクターとなっており、若かりし頃に初代ロードスターを乗っていたユーザーが戻ってきても似合うモデルといえるかもしれません。
2018年6月の商品改良では、RFに搭載された2リッターエンジンに大幅改良を施し、26馬力もの出力アップを実現。また、全回転域でトルクアップを実現したほか、最高回転数を6800回転から7500回転へ引き上げ、自然吸気エンジンらしい伸び感を実現しています。
またこの改良で、歴代ロードスター初となるテレスコピックステアリングを採用。同時に先進安全装備も内容を充実させ、時代に即したスポーツカーとしての改良が続けられています。
そしてロードスター誕生30周年となる2019年には、「ロードスター30周年記念車」をリリース。世界3000台限定となるこのモデルは、ソフトトップ車とRFをそれぞれベースとし、RAYS社製の鍛造アルミホイールやビルシュタイン製ダンパー(MT車のみ)、ブレンボ製フロントキャリパー、レカロ製シートなどを備え、専用外板色に「レーシングオレンジ」をまとったファン垂涎の1台となっていました。
日々たゆまぬ進化を続けるロードスターですが、4代目が登場して5年となり、そろそろ次期型の噂が聞こえるような時期となってきました。
とはいえ、短くても7年、長いものでは10年ものモデルライフを誇るロードスターだけに、実際のフルモデルチェンジはもう少し先になりそうですが、水面下では次期型へ向けての動きがある様子。
果たして次世代ロードスターがどんなモデルになるのか、いまから楽しみに待ちたいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
今は、運転が楽しく、mtの車自体が減った。動けばいいやつは、スライドドアの
バンやミニバンのATでも乗ってろ。ロードスターは残してほしい。RX7無き今はマツダのアイコンだからな。
俺は幌の30アニバーサリーに当たったので
乗っている。最後の純粋なエンジン(ハイブリッドではない)駆動のロードスターだからな、ndは、今乗ってる人は大切に乗ってくれよ。くだらんミニバンとかならいつでも乗れる。他とは違う、、、。そんな車がへったわー。