東名から「伊豆半島の先端」まで“信号ゼロ”直結へ! ペリー来航の「下田」まで繋がる「伊豆縦貫道」! 全通なら「沼津から1時間」実現も! 最新の工事状況は
伊豆半島の交通事情を劇的に変えるべく、長年にわたり整備が続けられているの「伊豆縦貫自動車道(伊豆縦貫道)」。この一大プロジェクトの工事は現在、どこまで進んでいるのでしょうか。
東名から「伊豆半島の先端」まで“信号ゼロ”直結へ!
2026年4月も下旬に差し掛かり、いよいよゴールデンウィークの足音が聞こえてきました。
毎年、連休や夏休みになると伊豆半島へ向かうドライバーを悩ませるのが、海岸沿いを走る国道135号や136号の渋滞。
そんな伊豆の交通事情を劇的に変える救世主として、長年にわたり整備が続けられているのが「伊豆縦貫自動車道(伊豆縦貫道)」です。
伊豆縦貫道は、東名高速の沼津IC付近から伊豆半島の最南端に位置する下田市まで、半島のど真ん中を縦に貫く約60kmの壮大な高規格道路プロジェクトです。
この道路は、北から「東駿河湾環状道路(無料区間)」、既存の有料道路である「伊豆中央道」や「修善寺道路」を経由し、さらに「天城北道路(無料区間)」「天城峠道路」「河津下田道路」へと繋がっていく構造です。無料区間の間に有料道路が挟まる形で、これらを組み合わせて伊豆半島を縦断する一本の太いルートを形成する計画となっています。
すべてが完成すれば、ペリー来航の地である下田や、桜の名所である河津など、魅力的な観光地が点在する伊豆南部へのアクセスが飛躍的に向上すると期待されているのです。

現在、この一大プロジェクトの南側にあたる「河津下田道路」で、着々と工事が進められています。
下田市内の約5.7kmをI期工区、河津町から下田市までの約6.8kmをII期工区として事業が展開されており、2023年3月にはII期工区の一部である河津七滝IC~河津逆川IC間の約3kmが先行して開通しました。
これまで山道を14分かけて迂回していた区間が、わずか3分で通過できるようになったことは記憶に新しいところです。
さらに直近の明るいニュースとして、II期工区に残された未開通区間の難所である「2号トンネル」の着工式が、2025年2月に開催されました。
急峻な山々に囲まれた地形ゆえに工事は困難を極めますが、他のトンネル区間や橋梁部分の工事、さらには須原地区のIC整備なども同時進行で推移しており、完全開通へ向けた歩みは確実に前進しています。
そして、ドライバーにとって最大のネックとなっているのが「天城越え」で知られる山岳区間です。
長らく手付かずの状態が続いていたこの区間ですが、ついに「天城峠道路」として月ケ瀬ICから茅野IC(仮称)までの約5.7kmが2023年度に新規事業化されました。
ただし、真の“天城越え”の難所とも言える「茅野IC~河津七滝IC」の区間は、現在も環境アセスメントやルート検討などを行う「調査中」の段階。
全線開通への道のりは決して平坦ではありませんが、事業化された区間から着実に工事へ向けた動きが進んでいます。
この伊豆縦貫道の進捗状況について、インターネット上やSNSでは地元住民や観光客からの期待の声が多く寄せられています。
「毎年夏になると海岸線のクネクネ道が大渋滞して本当に疲れるから、1日でも早く下田まで一本で繋がってほしい」
「山や谷だらけの厳しい地形でトンネルを掘り進める作業員の方々には頭が下がります。安全第一で工事を進めてください」
「全線開通すれば、今まで移動時間で躊躇していた南伊豆への旅行にも頻繁に行けるようになるから楽しみ」
「観光の便利さだけでなく、災害で海岸の道が寸断された時のことを考えると、内陸を安全に走れるこの道は絶対に必要」
こうした反響が示す通り、伊豆縦貫道の完成は単に観光客の移動時間を短縮するだけにとどまりません。
伊豆縦貫道が全く整備されていなかったかつては、沼津から下田まで約110分かかっていましたが、全線開通すればこの所要時間が約60分に半減すると試算されています。
これにより、第3次救急医療施設への搬送時間が大幅に短縮され、まさに「命を救う道」となります。
また、南海トラフ地震などの大規模災害が発生した際には、津波のリスクが高い沿岸ルートの代替となる強力な内陸ネットワークとしての役割も担います。
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このように、伊豆の豊かな自然に囲まれた難工事が続く伊豆縦貫道。
全線開通まではまだ時間がかかりそうですが、部分開通による効果はすでに表れ始めています。
今年のゴールデンウィークのドライブでは、少しずつ形になっていく新時代の「天城越え」ルートに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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