FF最速はどっち? ホンダ新型「シビックタイプR」とルノー新型「メガーヌR.S.」をニュルマイスターが乗り比べ
ルノーの新型「メガーヌR.S.」が発売されました。そこで、FF最速対決を最速実施。「ニュルマイスター」こと木下隆之氏が比較試乗した様子を紹介します。また、「1分でわかる比較動画」も合わせてご覧ください。
ニュルマイスターこと木下隆之氏の実写比較
日仏のFF最速バトルは、止む気配がないようです。世界一過酷なサーキットとして知られるドイツのニュルブルクリンクサーキットでおこなわれる、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)の市販車最速タイム争いは、ホンダ「シビックタイプR(以下:シビック)」と、ルノー「メガーヌ R.S.(以下:メガーヌ)」の一騎打ちの様相を呈しているのです。
公式タイムではありませんが、シビックが7分43秒を記録したといわれています。メガーヌも、同等のタイムで肉薄し、メルセデス・ベンツ「A45 AMG」やフォルクスワーゲン「ゴルフGTIクラブスポーツS」などのライバル車たちも強烈なエンジンを搭載していますから侮れません。ですが、積極的にアタックを繰り返しているのは、シビックとメガーヌのようです。
今回、2018年8月30日に発売された新型「メガーヌ R.S.」の試乗会が箱根ターンパイクで実施されました。そのタイミングで、シビックとメガーヌ両車の特徴やニュルブルクリンクにおける優劣を予想してみます。
それぞれスポーツカーとしての個性が際立ち、魅力あるクルマだったあたりを紹介。シビックは、やはり硬派の香りがムンムンとします。2リッターターボエンジンは、最高出力320PS、最大トルク400Nmのスペックを誇り、6速マニュアルミッションと組み合わされているのも特徴です。
エンジンは、低回転域からでもトルクがあり高回転7000rpmまで弾けるように回ります。ニュルブルクリンクは、一周20.8kmもあり、大小様々な170か所のコーナーがあるといわれています。エンジンが力を発揮するパワーバンドを外すようなことがあると優れたタイムを叩き出せません。その点では、低回転から高回転までどこでもパワーが得られるのは大いなる武器になります。