トヨタ「カローラ」サイズの「“最新”ハッチバック」に注目! 全長4.4m「ちょうどいいサイズ」採用! リッター20km超えの「低燃費モデル」! 1.2L「ターボ」搭載のプジョー「308」とは

プジョーの量販中核を担う「308」は、官能的なデザインとしなやかな乗り味で高い人気を誇るCセグメントモデルです。最新の電動化技術を投入したこのモデルには、どのような魅力が凝縮されているのでしょうか?

全長4.4mサイズのハッチバックに低燃費パワトレ搭載

 プジョーは、しなやかな足回りと官能的なデザインを特徴とする「猫足」で知られるフランスの自動車メーカーです。

 そのなかでも、ブランドの量販中核を担うCセグメントのハッチバックをラインナップし、世界的な人気を博しているのが「308(サンマルハチ)」です(派生モデルとしてステーションワゴンの「308 SW」もあります)。

 プジョーのモデル名には長い歴史があり、300番台を遡ると「301」の名称は1932年に登場した小型セダンに初めて採用されました。

 以後、末尾の数字を更新して世代を表す命名規則が続きましたが、2012年にプジョーは将来的な名称の混乱を避けるため、主要モデルの末尾を「8」に固定する新戦略を発表しました(「303」は欠番)。

 この戦略により、308はモデルチェンジを経ても名称が継続されることとなりました。ちなみに末尾「1」は新興国市場向けなどのリーズナブルなモデルに割り当てられています。

 初代308は2007年に登場し、日本では2008年5月に導入が発表され、同年6月から販売が開始されました。

プジョーの人気ハッチバック「308」
プジョーの人気ハッチバック「308」

 現行モデルは2021年3月にグローバル初公開された第3世代(P5型)で、日本国内では2022年4月13日に発表され、同日から受注が開始されました。プラットフォームは、マルチエナジー対応の「EMP2」を採用しています。

 新型はブランドの新しいライオンロゴを初採用し、LEDによる牙のようなデイタイムライトを備えた精悍なフロントフェイスが特徴的。直感的な操作を追求した「i-Cockpit」も最新世代へと進化を遂げています。

 欧州では2025年8月26日に改良モデルが発表され(日本市場は現時点未導入)、ブランド初となるフロントの「イルミネーテッドエンブレム(発光エンブレム)」をGTグレードに採用したほか、フロントマスクには3本の「クロー(爪)」をモチーフとした新しいデイタイムランニングライトを導入、夜間の存在感を一段と高めています。

 インテリアでは10インチのセンタータッチスクリーンを継続採用し、10個のカスタマイズ可能な「i-TOGGLES」により、スマホ感覚の操作感を実現。

 また、車両素材の30%以上にリサイクル素材を用いるなど、サステナビリティへの配慮も徹底。BEV(電気自動車)モデルの「e-308」では、航続距離が最大450km(WLTP)まで拡大されました。

 日本仕様のラインナップは、最新の電動化技術を核とした展開へと進化しています。これまでの純ガソリン車およびディーゼル車(BlueHDi)の公式HPのラインナップからドロップし、現在はマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)の二種類に集約されました。

 2025年6月に追加された「308 GT HYBRID」は、1.2リッター直3ターボに48Vモーターを組み合わせた最新のマイルドハイブリッドです。

 システム合計最高出力145psを発揮し、燃費は20.6km/L(WLTCモード)を達成。トランスミッションには専用開発された6速デュアルクラッチが組み合わされます。

 PHEVの「GT PLUG-IN HYBRID」は、1.6リッターターボにモーターを組み合わせ、システム合計最高出力225ps・最大トルク360Nmを発揮。EV走行距離は71km(WLTCモード)を達成しており、日常の移動の多くを電力のみでカバーすることが可能です。

 308のボディサイズは全長4420mm×全幅1850mm×全高1475mm。国産車のトヨタ「カローラ スポーツ」などと同セグメントですが、1850mmというワイドな全幅が、クラスを超えた堂々たる存在感を与えています。

 価格(消費税込 ※経済変動加算額15万円含む)は、308 GT HYBRIDが504万円から、308 GT PLUG-IN HYBRIDが572万7000円からとなっています。

※ ※ ※

 プジョー 308は、効率や利便性だけではなく、フランス車らしい官能的な魅力と最新の電動化技術を高い次元でバランスさせたモデルです。

 牙や爪をモチーフにした鋭いデザインとは裏腹に、路面をいなすような「猫足」の乗り味は健在です。国産Cセグメントハッチバックとは一線を画すワイドなプロポーションと、電動化がもたらす走りの余裕は、所有する喜びを満たしてくれるはず。

 ありふれた実用車では満足できないユーザーにとって、この一台は、今もっとも刺激的な選択肢のひとつとなるのではないでしょうか。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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プジョー 308
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