24年ぶり復活! ホンダが新型「プレリュード」を実車展示! 新たな「スペシャルティカー」は“歴代っぽさ”も踏襲? 輝かしい「デートカー」の歴史がスゴかった!

2025年4月11日から13日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「オートモビル カウンシル2025」でホンダは歴代「プレリュード」を勢揃いさせ、まもなく登場予定の新型とともに出展して話題を呼びました。

常に時代の最先端を歩んできた「スペシャルティクーペ」

 ホンダは、自動車文化を愉しむイベント「オートモビルカウンシル2025」で、2025年秋に予定している新型「プレリュード」の発売を記念して、歴代プレリュードを展示しました。

 常に時代の最先端を歩んできたスペシャルティクーペの歴史を振り返ります。

新たな「スペシャルティカー」に期待大!(写真は新型「プレリュード」プロトタイプ)
新たな「スペシャルティカー」に期待大!(写真は新型「プレリュード」プロトタイプ)

 1970年代のホンダは、その後の躍進に繋がる「シビック」や「アコード」を投入し、小型乗用車市場での存在感を強めていきます。

 勢いを増すホンダが次なる一手として投入したのが、1978年11月に発売したスペシャルティクーペの初代プレリュードでした。

 そのスタイルは、時代の流れを察知し、ライバルとなるクーペの多くが流麗なファストバックであるのに対して、直線を強調したファストバッククーペに仕上げられていました。

 ロングノーズショートデッキ、ワイド&ローのデザイン的特徴は、プレリュードの伝統として受け継がれていきます。

 駆動方式は、まだFRレイアウトが主体の中、シビックより磨き上げてきたFFレイアウトとしていますが、エンジンルームのサブフレームを一体化させた専用モノコックボディとすることで、軽量化と高剛性化を両立。

 さらにステアリングやサスペンションなども専用とすることで走りの磨き上げも行われ、当時のFF車としては抜群のハンドリング性能を持っていたことで、走りの良さも評価されました。

 そんな初代には、スペシャルティカーらしい機能である電動サンルーフが日本車で初採用されています。

 目玉となる新機能であるため、ひとつのグレードを除き全車標準化。

 このサンルーフ、当初はボディ同色のメタルタイプのみでしたが、モデル途中からガラス製も選択可能となりました。

 そんな初代プレリュードは、海外でも人気となるなど成功を収めています。

リトラクタブルライトがカッコいい! 「デートカー」として名をはせた2代目「プレリュード」[「オートモビルカウンシル2025」ホンダ出展車両]
リトラクタブルライトがカッコいい! 「デートカー」として名をはせた2代目「プレリュード」[「オートモビルカウンシル2025」ホンダ出展車両]

 2代目プレリュードは、1982年11月に登場。リトラクタブルヘッドライトをシリーズ初採用し、プレリュードのアイコンである特徴的な低いノーズデザインが構築されたモデルでした。

 この低いノーズデザインを可能としたのが、日本車初となるフロントダブルウィッシュボーンサスペンションです。

 従来のストラット式と比べ、設計の自由度が高い上、俊敏な操縦性能と優れた高速安定性の両立にも貢献したことで、プレリュードのスポーツ性能にも磨きがかけられました。

 初代で不満の声があった動力性能は、新開発の1.8リッター直列4気筒SOHCエンジンを採用することで、最高出力が100ps越えの120ps(AT車)に。

 さらに後期型では、高性能な2リッターDOHCを搭載した新グレード「Si」を追加し、最高出力160psを発揮しました。

 また技術面では、日本車初の4輪ABS(当時名称は4輪A.L.B)が採用されたモデルでした。

 スタイリッシュなデザインとボディサイズの拡大で快適性の増したキャビンなどが若者の心を掴み、デートカーとして大活躍。その成功は、次期モデルをキープコンセプトとしたほどでした。

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