24年ぶり復活! ホンダが新型「プレリュード」を実車展示! 新たな「スペシャルティカー」は“歴代っぽさ”も踏襲? 輝かしい「デートカー」の歴史がスゴかった!
バブル絶頂期に人気を集めた「プレリュード」
バブル期に大活躍した3代目プレリュードは、1987年4月に登場。先代のデザイン的特徴により磨きをかけ、その人気を不動のものとしました。
リトラクタブルヘッドライトによるワイド&ローのスタイリングを強調すべく、全長と全幅を拡大に加え、さらにボンネット中央の高さを先代比30mmも抑えた超扁平エアロスタイルを構築。その秘策として、エンジンの小型化だけでなく、後倒レイアウトという裏技も使われました。
![バブル期を彩った3代目「プレリュード」[「オートモビルカウンシル2025」ホンダ出展車両]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/05/20250502_HONDA_PRELUDE_3rd_002.jpg?v=1746173022)
この3代目で忘れてならないのが、量産車として世界初披露された後輪操舵機構「4WS」です。
ステアリングの操舵量に応じて、後輪の切れ角を変化させる機構で、中高速域での操縦安定性に加え、低速域での小回り性を高めることができます。
当時のTVCMでも、駐車するプレリュードの前後輪が逆に切れる4WS機能が紹介されており、話題となりました。
近年、乗用車の大型化の影響で、再び後輪操舵機能を採用する車種が増えていますが、40年近く前にプレリュードでは使われていたことが、当時最先端のクルマであったことを物語っています。
また4WS採用のために、前後共にサスペンションがダブルウィッシュボーン化されています。
続いてバブル期に開発された4代目は、1991年9月に登場。シリーズ初の3ナンバーボディを採用したのが大きな変化でした。
デザイン面では、伝統のワイド&ロー、ロングノーズ&ショートデッキのスタイルを受け継ぎつつも、固定式ヘッドライトへの回帰とファットバック風のノッチバッククーペに変化。
リヤガラスの拡大で、ルーフ部が短くなったため、電動サンルーフは初代以来のボディ同色のメタルデザインとなり、シリーズ初のアウタースライド式にとなりました。
性能面では、スポーツ性能に磨きがかけられ、全車に2.2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載。
さらに最上位グレードとなる「Si VTEC」には、その名からも分かるように、プレリュード初のVTECエンジンが搭載されました。
その結果、最高出力がシリーズ初の200psに到達しています。
そのスポーツ性を強調すべく、CMには「音速の貴公子」の愛称で知られるF1トップドライバーのアイルトン・セナを採用。「セナのプレリュード」の愛称でも親しまれました。























































