24年ぶり復活! ホンダが新型「プレリュード」を実車展示! 新たな「スペシャルティカー」は“歴代っぽさ”も踏襲? 輝かしい「デートカー」の歴史がスゴかった!
伝説のスペシャリティクーペブランドが約25年ぶりに復活する!
プレリュード第一章を締めくくることになる5代目は、1996年11月に登場。
特徴のひとつであるスタイリングが、伝統のノッチバッククーペとなるなど原点回帰を図ったモデルでした。
![復活間近! 正式発売が待たれる新型「プレリュード」は6代目![「オートモビルカウンシル2025」ホンダ出展車両]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/05/20250502_HONDA_PRELUDE_NEW_6th_001.jpg?v=1746173132)
2.2リッター車であることは先代同様ですが、全幅のスリム化や後席居住性の改善など従来型の弱点の克服も図られました。
再びSOHCエンジン搭載のエントリーグレード「Xi」が設けられた一方で、スポーツ性能にも磨きがかけられました。
その頂点に君臨したのが、「タイプS」です。
一時は「デートカー」の代表格ともいわれていたプレリュードながら、硬派なMT専用グレードとし、スポーティグレード「SiR」用の2.2リッター DOHC VTECエンジンの最高出力を+20psの220psまでチューニング。
走りのアイテムとして、世界初の機能としてアクティブトルクトランスファーシステム(ATTS)」を搭載しました。
左右輪への駆動力配分を行うトルクベクタリングにより、優れた旋回性能を実現させたもので、まさにFF車のスポーツ性を追求し続けてきたホンダらしい機能でした。
ATTSは他車に展開されませんでしたが、2004年10月登場のフラッグシップセダン「レジェンド」の新4WDシステム「SH-AWD」へと発展しています。
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2000年の生産終了まで22年間の歴史を持つプレリュードが、およそ25年ぶりに復活を果たそうとしています。2025年秋より発売予定だといいます。
6代目となる新型プレリュードは、ロングノーズ、ショートデッキ、ワイド&ローのスタンス、流麗で低いノーズデザイン。まさにプレリュード伝統のデザインDNAを受け継いだものといえるでしょう。
そして歴代モデルの多くに搭載された新機能ですが、新型プレリュードにも、ホンダの電動車の走りをより魅力的にする新技術「Honda S+ Shift(ホンダ エスプラスシフト)」を搭載するとしています。
まさにプレリュードの伝統を受け継ぐ姿勢を意味するものであり、走りの良さにも期待が膨らむばかりです。
クーペ市場が落ち込みを見せる現代に、復活する伝説のデートカーの復活は、いかなる新風を巻き起こすのでしょうか。その活躍に期待せずにはいられません。
Writer: 大音安弘(自動車ライター)
1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。























































