高速道路の「深夜割引」 GWは最後のチャンス! 複雑化で利用者は混乱しない? 新ルールは7月から、何が変わる? 注目ポイントは?
深夜割引制度は2025年7月頃から新制度へと変更されるため、現行の深夜割引制度の適用を受けられるゴールデンウィークは今回が最後となる予定です。では、一体どのような変更があるのでしょうか。
割引適用時間帯、割引方法などが大きく変化!注意点は?
高速道路で適用される「深夜割引」は、今年の7月頃から新しい割引制度に変わります。
そのため現行の深夜割引制度が適用されるゴールデンウィークは今回で最後とみられますが、一体どのように変わるのでしょうか。
![「深夜割引」に適合するため、午前0時ピッタリに料金所を通過しようとゲート前で滞留する大型車の一群も……[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/10/20241003_Highway_Traffic_000.jpg?v=1727942381)
ゴールデンウィークの時期を迎え、多くの人が高速道路を利用することが見込まれています。
残念ながら、ゴールデンウィークをはじめとする繁忙期は高速道路の「休日割引」が適用されないものの、深夜時間帯の走行が割引となる「深夜割引」については1年を通して利用できます。
ただし、この深夜割引制度は2025年7月頃から新制度へと変更されるため、現行の深夜割引制度の適用を受けられるゴールデンウィークは今回が最後となる予定です。
では、一体どのような変更があるのでしょうか。
まず、深夜割引の適用時間帯が変わります。
現行制度は「0時から4時までの間」に高速道路を通行する車両の料金を3割引していますが、新制度では「22時から翌5時までの間」と、割引適用時間帯が拡大されます。
さらに現行制度においては、割引の適用時間帯に高速道路を少しでも走行すれば「すべての走行分」の通行料金が割引されますが、新制度では「割引適用時間帯の走行分のみ」に割引が適用されます。
たとえば午前3時に高速道路に入って午前6時に出た場合、「0時から4時の間」に高速道路を通行しているため、現行制度では全走行距離が割引対象となります。
その一方、新制度では割引対象時間帯が「22時から翌5時までの間」であり、3時から5時までの走行分に対しては割引が適用されますが、それ以降の走行分については割引対象外となります。
なお割引料金に関しては、入口・出口の料金所や高速道路上に設置されたETC無線通信専用アンテナなどの通信記録から、割引適用時間帯の走行距離と全走行距離を算出するとのことです。
また、現在は出口料金所を通過する際に深夜割引後の料金が請求されていますが、新制度においては料金の「後日還元型」に変わります。
具体的に言うと、出口料金所では深夜割引適用前の通常料金を請求し、後日通常料金と深夜割引後の料金との差額を利用者に返還するというシステムです。
この還元を受けるためには、「ETCマイレージサービス」に事前登録するか、「ETCコーポレートカード」を利用する必要があります。
特にETCマイレージサービスへの事前登録前に高速道路を利用した場合、その分は深夜割引の対象とならないため注意しましょう。
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