高速のETCゲート付近に「おまわりさん」!? なぜ警官が潜んでる? 料金所で「目を光らせる」理由とは
高速道路のETCゲート付近に警察官が立っている光景を見かけることがあります。いったい何のためにそこにいるのでしょうか。
主なチェック事項は「シートベルト」と「携帯電話」
高速道路のETCゲート付近に、警察官が立っていたりする光景を目撃したことがある方は多いでしょう。
料金の収受ではないようですが、いったい何をしているのでしょうか。
![料金所付近に潜む警察官は何をしているの!?[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250428_Traffic_Police_001.jpg?v=1745829101)
料金所で目を光らせている警察官は、主に高速道路を管轄とする交通機動隊(高速隊)です。
高速隊は、ドライバーや同乗者がシートベルトを着用しているか、運転中に携帯電話を使用していないかなどを目視で確認しています。
特に後部座席のシートベルト着用率は依然として低く、高速道路でも79.9% (JAFと警察庁による「シートベルト着用状況全国調査」より)にとどまっているため、重点的なチェック対象となっています。
高速道路では万が一事故が発生すると大きな被害につながるため、すべての座席でのシートベルト着用が義務付けられています。
未着用が発覚した場合には「座席ベルト装着義務違反」、6歳未満の子どもがチャイルドシート未使用だった場合には「幼児用補助装置使用義務違反」として取り締まられる可能性があります。
また、携帯電話の使用も重大な違反行為です。
わずか数秒間でも画面を見ることで数十メートル進んでしまい、大事故に直結しかねません。
このほかにも、高速隊はETCゲート付近で「ETC専用レーンの強行突破」などの不正行為にも目を光らせています。
バイクやクルマが無理やりバーをすり抜けたり、前方車両にぴったりと付いて通過したりする行為は重大な違反です。
これらの不正通行が発覚すると、免れた通行料金に加えて3倍の割増金が請求される場合もあります。
障害者割引の不正利用や車種区分の偽装により、本来より安い料金で通行しようとする行為も摘発対象です。
これらはその場で発覚しないこともありますが、後日、不正通行者として摘発・逮捕される例も少なくありません。
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