最近流行り!? クルマの窓に貼りつける「謎の極薄フィルム」って一体何? 効果や費用はどんなもの? 「フロントガラス保護フィルム」のメリット・デメリットとは?

高級車やスポーツカーのオーナーなどから「フロントガラス保護フィルム」が注目されています。フロントガラスの上から施工し、飛び石などの衝撃からガラスを保護するアイテムですが、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

「フロントガラス保護フィルム」って何?

 クルマの進化に合わせ、ケアするアイテムも常に進化を続けています。なかでも「カーフィルム」は紫外線を防いだり、車内のプライバシーを保護するほか、ドレスアップとして昔から人気のあるアイテムです。
 
 ボディ全体に施工しイメージを一新できる「ラッピング」もカーフィルムの1種と言え、また、後部座席のサイドウインドウやリヤガラスに装着する「スモークフィルム」は純正で用意されるほど定番化しています。

高級車オーナーに注目されている「フロントガラス保護フィルム」とは?
高級車オーナーに注目されている「フロントガラス保護フィルム」とは?

 そんなカーフィルムのなかでも、高級車やスポーツカーなどのオーナーから熱い注目を集めているアイテムが「フロントガラス保護フィルム」。これまでのカーフィルムとは違い、フロントウインドウ外側から施工、飛び石などの衝撃からガラスを守る役目を担います。

 フロントガラス保護フィルムとはどんなものなのか、さらにメリットやデメリットを、販売元の「ソフト99オートサービス」に聞いてみました。

 フロントガラス保護フィルムは、飛び石などの被害(傷・ヒビ・割れ)からフロントガラスを保護する目的で施工される特殊なフィルムですが、保護性能はもちろん、車検に適合するために「可視光線透過率(70%以上)」や歪みの少なさなど厳しい条件をクリアしたアイテムになります。

 というのも、昨今のフロントガラスは、先進安全装備や運転支援システムなどのカメラやセンサーが装着されているケースが増えています。

 万が一にもフロントガラスを交換する場合は、ガラス本体の費用に加えて各種センサーのエーミング作業(再設定)など複雑な作業と費用も増えますし、旧車や高級輸入車ではパーツの入手が難しい場合もあります。そこで特殊な保護フィルムのニーズが誕生したと言えます。

 そんなフロントガラス保護フィルムがまだ一部のユーザーでしか普及していないのには、理由があります。これは商品そのものがまだ高額で、その構造上、耐久性がそれほど長くないのが影響しているとソフト99オートサービスの担当者は言います。

「フロントガラス保護フィルムは消耗品的な要素が強く、一般的なカーフィルムのなかでは高額なため、フロントガラス交換が高額になりやすいスーパーカーへの施工が多いのが現状です。

 そのほか、人気のスポーツカーであるトヨタ『GR86』やホンダ『シビックタイプR』、日産『GT-R』などへの施工も増えています」

 ちなみに、スーパーカークラスになると部品の補修費が高額になることから、予防策としてフロントガラス保護フィルムに加えて「ボディ保護フィルム」も施工するケースがあるとのこと。お金をかけた分だけ、コンディションも良好に保てるわけです。

 そんなフロントガラス保護フィルムですが、材質はPET(ポリエチレンテレフタレート)素材が中心でしたが、最近では若干施工しやすいポリウレタン素材のフィルムも増えています。

 この特殊なフィルムは「表面保護層(保護シート)」「トップコート層」「保護フィルム本体(ペット層)」「粘着層」「裏面保護層(保護シート)」などで構成されているのですが、わずか100~150μ(ミクロン)という薄さを実現。特殊な技術で作られているからこそ、高額になってしまうといわけです。

【画像】「えぇぇ!」これがウワサの「極薄フィルム」です!(12枚)

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