マツダ「新型4ドアセダン」国内導入はいつ!? FRレイアウト×全長4.9m“流麗”ボディ採用! 超“静音”仕様の新たな欧州向けフラッグシップモデル「MAZDA6e」とは
マツダが2025年1月10日に欧州市場への導入を発表した新型セダン「MAZDA6e(マツダシックスイー)」が話題です。生産終了した「マツダ6」を想起させるデザインの電動モデルですが、日本導入はあるのでしょうか。
「マツダ6e」の国内導入はあるのか!?
マツダのフラッグシップセダンであった「MAZDA6」(マツダ6/旧・アテンザ)が生産終了から1年弱。その後継となると思われる新型セダンが2025年1月に欧州で発表となりました。どのようなモデルなのでしょうか。

マツダが欧州市場向けの新型BEV(バッテリーEV:電気自動車)として発表した「MAZDA6e(以下、マツダ6e)」。
これは2024年4月の北京国際モーターショーで発表された「MAZDA EZ-6(マツダ・イージーシックス)」のBEV仕様をベースに、欧州仕向けに適合した後輪駆動のミドルサイズセダンです。
主に、走行性能や機能性などを欧州人の好みに合わせてアジャストしていますが、中国市場向けのEZ-6とは異なり、プラグインハイブリッド車(PHEV)は現時点で用意されていません。
マツダ6eのボディサイズは、全長4921mm×全幅1890mm×全高1491mm、ホイールベースは2895mmと発表されています。
かつてのマツダ6は、全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mm、ホイールベース2830mmでしたので、ひと回りサイズが大きくなったことになります。
特に全幅は1890mmもありますので、狭い道ではマツダ6よりも気を遣う必要があるかもしれません。
マツダ6eの航続距離は、80kWh車が552km、68.8kWh車が479kmとアナウンスされています。
中国向けEZ-6 BEVの航続距離は600kmと480km(中国独自の走行モード「CATC」の数値)と発表されていますので、欧州仕向けも同容量のバッテリーを搭載するようです。
なおEZ-6を開発・製造するのは、マツダの中国市場向け合弁会社である「長安マツダ汽車有限公司」ですので、欧州仕様も同社が製造を担当するものと考えられます。
そんなマツダ6eが日本市場へ導入されることはあるのでしょうか。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、年内にも日本市場向けの新型マツダ6(仮称)が発表となると考えています。
マツダの中期事業戦略では、2025年~2027年のPHASE2において、マルチソリューションを念頭に置きながら、「グローバルにバッテリーEV導入」する旨が盛り込まれていますし、現在のマツダの国内ラインアップにおけるBEVは「MX-30 EV MODEL」の一台のみ。
2024年4月中旬にマツダ6/マツダ6ワゴンが生産終了したことで、マツダのフラッグシップセダンのポジションがぽっかりと空いている状況でもあります。
また今年2025年は「ジャパンモビリティショー」が開催される年でもあり、新型車を発表する舞台としてこれ以上ない機会です。
有るわけ無いだろ!!日本市場におけるEV比率は?PHEV比率は?日本人口の約四割がマンション等の集合住宅に住んでいる事、基幹技術が長安汽車(中国国営企業)である事等からして、日本導入はあり得ない。