雪道で「FF」と「FR」どっちが有利? ツルッと滑る…実は「前後」で明確な違いがあった!? 一体どういうことなのか
滑りやすい雪道などでは「FF」と「FR」どちらの駆動方式が有利になるのでしょうか。実はそれぞれに「一長一短」があるといいます。
冬の滑りやすい路面 FFとFRの「挙動」の違いとは?
「雪道では4WDが最強」は、とてもよく知られています。
では「FF」と「FR」を比べたとき、雪道で有利なのはどちらなのでしょうか。

まずは、FFとFRの特徴からおさらいしましょう。
FFは「Front engine Front drive」の略で、クルマの前方にエンジンがあり、前輪を駆動する方式のことです。
FRは「Front engine Rear drive」の略で、クルマの前方にエンジンがあり、後輪で駆動する方式のことです。
FFでは、クルマを進める駆動とクルマの向きを変える操舵(そうだ)の両方を前輪が担います。
対してFRは、操舵は前輪、駆動は後輪と役割が分かれています。
FFもFRも重たいエンジンはクルマの前方にあり、重さ(荷重)は後輪より前輪に強くかかるという点は同じです。
この特色は、滑りやすい雪道や凍結路を走行するときの走行の安定性に直接的に関係します。
クルマは、タイヤと路面の間に生じる摩擦力を使って走っています。
物と物、2つの物が接しているときの摩擦の度合いを「摩擦係数」といい、この数値が小さいと「滑りやすい」状態となります。
道路で最も滑りやすいのは、氷の上に水の膜が張った状態のときで、このときの摩擦係数は0.1前後。
通常の乾燥した路面では0.45以上、一般的な雪道(圧雪路)では0.3前後となります。
路面の状態が同じで、タイヤ自体の性能も揃えたとき、摩擦を強くする要素は「タイヤにかかる荷重を大きくすること」が大切です。
つまり、タイヤにかかる荷重が少ないと、滑りやすくなります。
FFでは、クルマを進める前輪の近くに重たいエンジンやトランスミッションなどがあることで、「駆動輪に荷重がかかりやすい状態」だといえます。
対してFRは、クルマを進める後輪の近くに重たいものがないため、「駆動輪の荷重が前輪より大きく減る状態」になってしまうのです。
となると、駆動輪にかかる荷重については、FFのほうが大きくなります。
そして、クルマを前に進める力と同等に重要な要素は「操舵」です。ハンドルを切ってクルマの進む方向を定めるからです。
操舵輪は、当たり前ではありますが、FFもFRも前輪です。
ちなみに後輪を操舵するのは、フォークリフトなどごく限られた乗り物だけになります。クルマがバックするとき、前進より回転半径が小さくなる(小回りが効く)のは、操舵が後輪になりハンドルを切った方向に車体を押し出す力が大きく働くからです。
操舵も摩擦を利用しています。
クルマは慣性の法則に従って前へ前へと進もうとしますが、ハンドルを操作して進む方向を変化させるとき、実はタイヤはわずかな滑りを発生させているのです。
もし、タイヤと路面の間に滑りがまったくない状態では、ハンドルを切ってもタイヤが路面と接着材でくっつけたように、方向を変えようとせず、タイヤがたわんでクルマの姿勢が崩れるなどの破綻が生じてしまいます。
その反対に、摩擦係数が低いと、いくらハンドルを切ったとしてもクルマの方向を変えられずにまっすぐ進んでしまいます。スリップしてハンドルが効かないのはこのためです。
つまり滑りやすい路面では、操舵輪に荷重がかかるFFが有利となります。
ここまでの話では、雪道ではFFのほうが圧倒的に優れている、となります。
個人の勝手な意見です。
確かに冬道最強は4WD→FF→FRと言うのは正解かと思います。ただし直進性能のみ(確かに埋まりにくい)で言うならですが。
滑った時の操作性(立直し)で言えばFR→FF→4WDでは無いかと思います。(勿論個人差はあります)
写真のスタックは第1の理由がノーマルタイヤ(夏タイヤ)であって、第2に急な降雪による対応の遅れ(車の運転手が悪い)、第3に雪道での経験不足(これは仕方が無い)、と思います。写真データの中にスタック理由のタイヤ欄に不明とある部分がありますが事故を分析してデータを残す方がタイヤの目を見て夏タイヤか冬タイヤかも分からない時点で問題があるかと。
何が100%正しいのかなんて無いと思います。
2WDのせいでスタックして道が通れなくなると言うなら北海道の交通状況は地獄ですよ。
北海道も2WD乗られてる方はかなり居ますから。
フォークリフトが後輪操舵なのは狭い場所に入って行きやすくするためです。
小回りが利くかどうかはホイールベースの短さで決まります。
FFのタックインはアクセルオンで後輪荷重を増やすことで止めます。
FRと違い後輪は駆動してないので横方向だけにグリップを使えるのでリアの横滑りは止めやすいです。
初めて聞いた
タックインの減少知ってるのかなぁ?曲がるときに、アクセルオンにするとタックイン現象起きるんでけど。
初めて聞いた
とにかく、雪道の走行はスピード控えめ車間距離を十分とって走るのが基本ですね!
自分は、FRパートタイム4WDFFと乗り継ぎましたが、個人的感想だとやっぱりFRが1番雪道では怖かったです!
すぐリアのトラクションが抜けたりして走りずらかったです!
次は、パートタイム4WDでコーナーでフロントが滑ってその後リアにトラクションが掛かるのでコーナーの外側にどんどん行ってしまいビックリしました!
たぶんデフロック出来る車種はそんな事無いと思いますけど!
だけどパートタイムでもやっぱり4WD坂道や発進時は楽でした!
FFは、コーナーで軽く滑ってもリアからの押し出し感が無かったからパートタイム4WDよりは恐怖感は、無かったです!まぁ、坂道や発進時は気を使いましたが!
とにかく、雪道を走る場合はどの駆動系の車に乗っても、しっかり冬の準備して安全運転を心掛けるのが1番ですよね!
特に止まる時は、FRだろうがFFだろうが4WDだろうが皆同じですから!
安全運転で雪道ドライブしましょう。
ここで書かれているように、4WDのブレーキ時は他の駆動方式と同じになる事を分かっていない人がいる気がします。
もっと言うと、同じ車で4WDオプション付けたりしている車なら、少し車重が増えるので4WDが一番不利とも言えますが…
エンブレとかで減速する時は軽くブレーキ踏んでフロントにも食いつかせて減速させたりしてます。
これで、4WDエンブレみたいな減速になるので。
低μ路で後輪が滑った時に立て直しがしやすいのはFF
雪道でのFFの最大の欠点が書かれていないのでコメントします。
FFの最大の欠点は上り坂でのゼロ発進だと思っています。
ここからは蛇足ですが…
雪道の運転は、その人の運転テクニックによって違うかなと思っています。
・ゆっくり走るなら4WD(気温高めの新雪地域でやられると、後ろの車のタイヤの温度が下がってタイヤ性能が落ちるので嫌う後ろのドライバーもいる事を分かったうえで運転が必要な場合も)
・カウンターステア出来ない2WDならFF
・滑り出してからの制御が出来るならFR
・カウンターステアしっかり出来るならRRがいい場合も(特に後ろが軽い軽トラなどはRRのほうがいいかも)
前に東北の低μ路をパートタイム四駆で走りましたが、四駆が必要なのはスタックしそうな発進のみでした。
私の四駆走行の場合、グリップ限界が急に来るかもしれない怖さがあったので、後ろだけグリップ限界が来てもハンドルとアクセルで膨らまないように出来たのでそう感じました。
東北の地元のGSスタッフにも
私「走行はFR、スタックした時は4WD」
と説明したら、
スタッフ「カウンターあてられる人ならFR走行のほうがいいですよ」
と言われました。
でも、これはタイヤ性能を発揮出来ているときだと思っているので、タイヤが冷えている時は前のタイヤもグリップしないかもしれないので4WD走行しながら前のタイヤも温めてます。
コメントの方が役に立つの何?笑