ホンダの新型「SUV」2年ぶりに“国内”復活! ガソリン不要な“超スゴイ”システム搭載! 「お手ごろ」ガソリン車の追加はある!? 新「CR-V」に期待される「次なる一手」とは

世界の「CR-V」にはハイブリッドやVTECターボなど多彩なラインナップが存在

 ちなみに日本の先代CR-V(5代目)は、2022年12月に販売を終了しました。

 このときはガソリンターボ車とハイブリッド車のラインナップがありましたが。今回2年ぶりに復活した新型は、前述の通り特殊なFCEVのみという設定となっています。

7月に導入がはじまった新型「CR-V e:FCEV」
7月に導入がはじまった新型「CR-V e:FCEV」

 ただしCR-Vは、ホンダのなかでも重要なグローバル戦略モデルです。

 北米や欧州、中国、タイなどの海外向けには、6代目モデルにもさまざまな仕様が設定されています。

 2リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン+2モーターの「e:HEV」(ハイブリッド車)を筆頭に、1.5リッター直噴ガソリンVTECターボ車、さらにはプラグインハイブリッド車「e:PHEV」まで用意されています。

 実は国内導入されたe:FCEVも、このe:PHEVをベースにしているといいます。

 筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)は、今回のe:FCEVの国内販売を推し進めたあと、1年ほど遅れてガソリンターボ車とe:HEVも国内市場に導入されるのではと考えています。

 世界各地で生産されるCR-Vですが、たとえば生産されるタイ生産車は右ハンドルです。

 現地には日本人も好みそうなスポーツ仕様の「RS」グレードまであるので、このモデルを輸入するのがベストではないでしょうか。

海外市場で販売される6代目「CR-V」は、国内導入がはじまった新型「CR-V e:FCEV」とはフロントまわりなどのスタイリングが異なります[画像は欧州向けの「e:PHEV」]
海外市場で販売される6代目「CR-V」は、国内導入がはじまった新型「CR-V e:FCEV」とはフロントまわりなどのスタイリングが異なります[画像は欧州向けの「e:PHEV」]

※ ※ ※

 国内のホンダはいまSUVラインナップが充実しており、「WR-V」や「ヴェゼル」「ZR-V」などが揃います。

 しかし200万円台から400万円弱で購入できるコンパクトクラスからミドルクラスに集中しており、よりラグジュアリーなラージクラスSUVの潜在的な需要も少なくないでしょう。

 ホンダは、顧客からの声にきちんと応えてくれるメーカーのはず。

 e:FCEV以外のモデルも早期に日本導入してほしいと切に願います。

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