スズキ最強の“350馬力”「V型6気筒エンジン」搭載! 大排気量「4.4リッター」の超弩級“ド迫力モデル”がスゴい! スズキ最大級「全高2mボディ」誇るフラッグシップ船外機「DF350A」とは
スズキは二輪・四輪車だけでなく、ボート用のエンジンを手掛けています。なかでも最新のフラッグシップ船外機「DF350A」とは、どのようなモデルなのでしょうか。
スズキ最強の「V型6気筒エンジン」搭載!
クルマやバイクのメーカーとして多くの人に親しまれている「スズキ」ですが、これらの生産によって培われた技術を活かして、“意外なもの”も手掛けています。
それが、ボート用のエンジンとなる「船外機」。
しかもクルマ用のエンジンよりも排気量の大きい、非常にパワフルなモデルもラインナップしているのです。
スズキは1965年に船外機の販売をスタートし、様々なボートに対応する船外機を展開。
現在、生産は湖西工場(静岡県湖西市)のほかタイの子会社でも実施しており、2022年には累計生産台数400万台を達成しました。
そんな船外機の主なラインナップには、出力の異なる3タイプがあり、中でも2017年に登場した「DF350A」シリーズは同社におけるフラッグシップモデルです。
このモデルはパワーユニットに大排気量4.4リッターのV型6気筒DOHC24バルブエンジンを搭載しており、スズキの船外機では初となる12.0の高圧縮比によって最高出力350馬力を発揮。
ボディサイズは全長974mm×全幅563mm×全高1956-2083mmという、堂々とした大きさを誇ります。
また、1気筒あたり2本の燃料噴射装置を装備した「デュアルインジェクター」や、2枚のプロペラを反対方向に回転させることで力強い推進力を得られる「スズキ・デュアルプロップシステム」、可変バルブタイミング機構などの技術を採用し、優れた性能を実現しています。
さらに、燃費の改善と正確なスロットルコントロールを可能とする「電子制御スロットル」、低回転時に一定速度域での走行を支援する「スズキ・トロールモードシステム」、クルマでもお馴染みの「キーレススタートシステム」などにより、燃費改善や操船性を向上。
エクステリアにはフラッグシップモデルに相応しいデザインが与えられ、次世代のスズキ船外機の象徴となる、高級感を漂わせつつもスポーティで先進的なイメージです。
またボディカラーは、ブラックとシルバーの2種類を設定します。
DF350ATの価格(消費税込)は、421万3000円から423万5000円となっています。
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このように、スズキが開発・製造するどのクルマ用のエンジンよりも巨大な、“最大級エンジン”を搭載するDF350ATですが、クルマ用のエンジンと共通の部分はあるのでしょうか。
この点についてスズキの担当者は「基本的には別物ですが、コスト低減のため、一部パーツを共有するなどの努力は行っています」とコメント。
クルマ用のエンジンとは全く別物のようですが、一部共有のパーツや技術が活かされているとのことでした。
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