ホンダ“新型”「S2000」いつ出る!? めちゃ“スゴイ”俊足モデルへ「大変身」? 期待したい「オープン」スポーツカーの姿とは

「Do you have a HONDA?」を忘れるな!

 また、その魅力の「伝え方」にも期待したいところ。

 かつて放映されていたホンダの企業CMでは、わき道からスライドしながら突如現れたS2000がフルカウンターを決めながら走る、という一瞬のシーンがありました。

新型「e-S2000」(仮称)は「S2000」の流れをくむ「熱い」スポーツカーとして復活して欲しい![画像は「ホンダスポーツEVコンセプト」(2017年)]
新型「e-S2000」(仮称)は「S2000」の流れをくむ「熱い」スポーツカーとして復活して欲しい![画像は「ホンダスポーツEVコンセプト」(2017年)]

 一歩間違えたらスピンしてクラッシュしかねない状況ですが、「こうしたスリルあるドライビングも楽しめるのがS2000だ」ということをうまく伝えていたように思います。

 筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、いまでも当時のCM曲、ザ・ハイロウズの「日曜日よりの使者」が流れると、ホンダのキャッチフレーズ「Do you have a HONDA?」(ワクワク(ホンダ魂)してるかい?)と、あのシーンが鮮明に蘇ります。

 できれば、e-S2000でも再びCM曲に採用してほしいです。

※ ※ ※

 ホンダは2代目(もしくは3代目)を作るときに、旧型のコンセプトを全否定して、全くの別物の新型をつくる傾向があります。

 古くは「シティ」や「NSX」、「オデッセイ」、「ステップワゴン」など、「先代(先々代)はよかったのに」といわれることが多々ありました。

 ただ筆者は、2代目は“初代”よりも性能が上がっていなければならないということはないと思います。

 S2000とe-S2000は、パワーソースが違なってもどちらに乗っても楽しく、それでいて共通項のある姿が「答え」ではないでしょうか。

 S2000はクルマが好きでたまらない(当時の)ホンダ社員たちのロマンが詰まった、ホンダの名車でした。

 もしe-S2000が実現するならば、S2000の流れを受け継いでいると感じられるモデルに仕上がって登場してくれることを期待したいです。

 遅くとも2030年までの登場を今から楽しみに待ちましょう。

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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