日産が「“究極”のシルビア」実車公開! たった“30台”限定の「超レア」マシン!? 270馬力のFRスポーツカー「270R」横浜に登場
2024年9月3日、日産グローバルギャラリー(横浜市西区)はNISMO(ニスモ)ブランド40周年を記念し、1994年に製作されたスポーツカー「270R」を展示します。希少なモデルだといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
2リッターターボ搭載!「30台限定」のコンプリートカーとは
日産のショールーム「日産グローバルギャラリー」(横浜市西区)は2024年9月3日、NISMO(ニスモ)ブランド40周年を記念した展示をおこないます。
数々のレースマシンやNISMOが手がけた市販モデルが揃うなか、特に注目されるのは1994年に製作された希少なスポーツカー「270R」です。
NISMOは1984年9月、日産のモータースポーツ専門会社「ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル」として、日産自動車 宣伝部大森分室と同・追浜工場特殊車両実験課を母体に誕生しました。
なお同社はその後2022年にオーテックジャパンと統合し、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)のモータースポーツ事業部となっています。
NISMOの設立当初は、モータースポーツ活動やオリジナルのカー用品開発にはじまり、やがてそれらのノウハウを活かしたNISMOコンプリートカーの企画、開発をおこないます。
その第1弾となったストリート向けコンプリートカーが、NISMO創立10周年の記念車として1994年に誕生した「270R」です。
ベースとなったのは、1993年に登場した6代目「シルビア」(S14型)のターボモデル「K’s」。
2リッター「SR20DET」型DOHCターボエンジンは、ベース車の最高出力220psから270psまでチューニングされました。
その馬力が冠された車名の“R”は、日産がかつて世界ラリー選手権(WRC)に出場するため3代目シルビア(S110型)をベースに製作したグループBマシン「240RS」に由来しているといい、実際の開発にもかつてWRCに参戦していた部隊が携わっています。
エンジンのみならず駆動系やブレーキ、シャシ、内外装など細部に至るまで手が加えられました。
ボディサイズは全長4500mm×全幅1730mm×全高1285mm。ベース車に対し車高が10mmダウンしています。
限定30台のみの販売で、ボディカラーはブラックのみ。価格は450万円で、当時のスーパースポーツカー「スカイライン GT-R」に匹敵する高価な設定でしたが、応募が多数集まったためオーナーは抽選で選ばれています。
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日産グローバルギャラリーの「NISMO 40周年記念展示」は、このほかにもさまざまなNISMOを象徴するクルマが並びます。
メインステージには、スーパーGT選手権に参戦する「Nissan Z NISMO GT500」(2024年モデル「MOTUL AUTECH Z」23号車)やフォーミュラE参戦の「Nissan Formula E Gen3 S10 Tokyo E-Prix Lively」を出展。
さらに往年のモータースポーツ参戦マシンから270Rなどのヘリテージモデル、「アリア NISMO」「フェアレディZ NISMO」などの最新NISMOロードカーまで、10台以上のモデルが9月3日より10月15日まで展示される予定です。
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