アクアライン「2倍の料金差」さらに1年継続!「もっと上げていい」「昔は4000円だった」の声も!? “時間帯値上げ”で大混雑どう変わったのか
東京湾アクアラインに導入された「時間帯別料金」について、2024年度も引き続きおこなうことになりました。アクアラインの料金は今どうなっているのでしょうか。またどんな反響があるのでしょうか。
19時台と20時台で「2倍の料金差」
国土交通省は2024年3月27日、東京湾アクアラインでおこなっている「時間帯別料金」の社会実験について、2023年度末までだったのを、2024年度も引き続きおこなうとしました。
そして4月1日、今までどおり「時間帯別料金」は継続となりました。アクアラインの料金は今どうなっているのでしょうか。またどんな反響があるのでしょうか。
東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、延長約15kmの有料道路です。
開通当初は「普通車4000円」と高額でしたが、2009年にETC車が800円となると、通行台数が一気に増加傾向となりました。2009年の「2万9302台」から10年後の2019年は「4万8422台」に。2022年には過去最高の「5万1760台」を記録し、慢性的な渋滞が大きな課題となっています。
渋滞緩和のため、比較的空いている早朝・深夜へ分散を促すのが、昨年7月からはじまった「時間帯別料金」でした。
対象区間は東京湾アクアラインの「上り線(木更津金田IC→川崎浮島JCT)」です。料金変動は「土休日のみ」です。
普通車の場合、0~13時は元々の800円ですが、混雑する13~20時は「1200円」と割高に。逆に20~24時は「600円」と安くなっています。
軽自動車は、0~13時640円、13~20時960円、20~24時480円。大型車は、0~13時1320円、13~20時1980円、20~24時990円です。
2023年度の社会実験の成果ですが、依然として渋滞は激しいものの、一定の効果が見られたのは19時台以降です。少し待てば通行料金は「1200円→600円」と大幅に安くなるので、19時台は中央値で2000台未満を下回り、その分だけ20時台以降に微増となっています。
通過所要時間は日曜日で最大64分から54分に短縮されたということです。木更津金田IC周辺でも渋滞度合いに一定の改善が見られたといいます。路線バスも、休日の遅延時間が最大で23分改善したといいます。
安全面でも、急減速の発生頻度が30%減少、事故件数は42%減少という効果が見られたといいます。
アクアラインの「昼夕の1200円」について、ネット上では「渋滞全然減ってない」「3000円にしようよ」「昔の4000円時代は快適だった」「そもそも割引して今の安さだから、割引をやめればいいだけ」などの声がある一方で、「多少なりとも減ってる気がするから、やっぱ効果あるのね」「このままでいいと思う」などの意見も見られました。
料金値上げした時間帯の通行量が対して減っていないようにグラフからは見えるが、これはLANで1Gbps出ていますみたいなもので最大の通行量に達していることの現れだと思う。
アクアライン周辺道路の渋滞や通行所要時間が減ったりしていれば、効果がでていると説明できそう。