「謎のブツ切れバイパス」ついに完成! 埼玉の国道407号「鶴ヶ島日高バイパス」3月に全通 圏央道が便利に!? 杉並木の渋滞区間を一気にスルー
埼玉県西部で整備中の国道407号「鶴ヶ島日高バイパス」がついに完成を迎えます。いったいどんな道路で、どれだけ便利になるのでしょうか。
ICに接続する市道が延伸+4車線化
埼玉県は2024年2月27日、鶴ヶ島市内の国道407号「鶴ヶ島日高バイパス」が全線開通すると発表しました。開通日は3月23日14時です。
鶴ヶ島日高バイパスは、鶴ヶ島市と日高市をまたぐ約3kmの区間で、現道を西側にバイパスして整備される道路です。
現道は17世紀の江戸時代から整備された「日光脇往還の杉並木」が今も残り、長い直線道路の両側に杉並木が続く景観が特徴です。いっぽうそのせいで道路拡幅や歩道整備を実施しにくく、渋滞に加え歩行者の安全確保が課題となっていました。
そこで、西側へ新ルートを敷く形で、1991(平成3)年にバイパス道路整備の都市計画が決定。2009(平成21)年に事業着手し、順次南側から延伸開通していました。
完成すればここを通り抜ける所要時間は、10分から4分に大幅短縮。圏央道の圏央鶴ヶ島ICにもスムーズにアクセスできるようになります。
これまで最後の北側600mが未開通で、田んぼの真ん中に尻切れトンボのように広い道路が終わっている状態でした。今回の全通で、いよいよ通過交通がこちらを通行するようになり、バイパスとしての機能を本格的に担い始めます。
なお、南側では2010年に「日高バイパス」が完成。今回全通する鶴ヶ島日高バイパスは、その日高バイパスの延長線上にあります。北行きの場合、今まで高萩北杉並木交差点でポキっと右折する必要があったのが、そのまま直進すれば坂戸方面へ抜けることができるようになります。
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