なぜ復活!? 日産「スカイライン」に伝統の「GT赤バッジ」再登場! 新型「スカイライン NISMO」に採用された理由とは

R32スカイライン開発にも携わった「匠」がチューニングを担当

 なお100台限定のスカイライン NISMO Limitedは、日産横浜工場でGT-Rのエンジンを組み立てる「匠ライン」にて、 特別な資格を持つ匠がひとつひとつを手組みで作り上げる高精度なエンジンを搭載するほか、艶消しガンメタリック塗装のホイールを特別装備するとともに、匠ラベルや専用シリアルナンバープレート、専用エンブレムなどを装着します。

 新型スカイライン NISMOは、2023年9月より1000台限定で販売されます。販売価格(消費税込み、以下同)は788万400円。RECARO製スポーツシート+カーボン製フィニッシャー装着車は847万円です。

 100台限定のスカイライン NISMO Limitedについては、初代スカイラインGT誕生60周年を迎える2024年夏に発売される予定で、販売価格は947万9800円です。

1964年5月に開催された第2回「日本グランプリ」で総合2位に入賞したプリンス「スカイラインGT」39号車(砂子 義一選手)のGT-IIレース参戦車両(写真はレプリカモデル)には赤バッジのGTエンブレムが備わっていました
1964年5月に開催された第2回「日本グランプリ」で総合2位に入賞したプリンス「スカイラインGT」39号車(砂子 義一選手)のGT-IIレース参戦車両(写真はレプリカモデル)には赤バッジのGTエンブレムが備わっていました

 新型スカイライン NISMOでもうひとつ注目したいのは、開発陣のなかに、1980年代から2000年代にかけて歴代のスカイラインや、その系譜につながるモデルの開発ドライバーが関わっているという点です。

 NMC カスタマイズ開発実験部で車両評価の責任者を務めた神山 幸雄氏は、かつて日産で1989年登場の8代目スカイライン(R32型)から、2007年登場の「GT-R」(V35型)に至るまで、各モデルの走行性能評価に携わってきた「匠」のひとりだといいます。

 なかでも8代目スカイラインの開発を行っていた1980年代後半、日産は「P901運動」(1990年に世界一の走りを目指す)を実施し、欧州車に追い付け追い越せと目標を掲げていた時期でした。

 結果、R32型スカイラインは世界水準の優れた操縦性能を得ることで、その後のスカイラインGT-Rの世界的な高い評価にもつながる事になりました。

 当時の開発と新型スカイライン NISMOがどう結びついているのか、神山氏は次のように話します。

「自身でも、当時開発に携わった10代目スカイライン(R34型:1998年~2002年)にいまだに乗っていますが、20年以上経った今でも、GTカーとしてバランスの良いクルマだと思っています。

 今回の新型スカイラインNISMOも、こうした歴代スカイラインが持つGTカーの良さを踏襲できていると自負しています。

 走りも楽しめますし、一方で家族とのドライブも快適な移動ができるよう、上手くバランスさせることに苦心しました」

※ ※ ※

 しかし新型スカイライン NISMOがスカイラインGTの集大成であるなら、車名に肝心の“GT”が入らないのはちょっと物足りないところです。

 開発をまとめた饗庭氏は、こう説明します。

「実際、車名については社内でも議論となりましたが、赤バッジはあくまで記念のエンブレムであると考えます」

 そして饗庭氏は、次のようにも話します。

「スカイラインというと、近年のモデルや歴代のスカイラインGT-Rに話題が集まります。

 しかし新型スカイライン NISMOの登場をきっかけに、初代スカイラインGTであるS54系の時代にも思いを馳せて欲しいと考えます。

 レース参戦に間に合わせるため、必死で取り組んだという先人たちの情熱的なクルマ作りについて、改めて注目して欲しいです」

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3件のコメント

  1. 何でもかんでもニスモニスモニスモ。
    ニスモもえらく安っぽくなったもんだなぁ。

    • こんなにニスモロードカーが似合う車も無いだろ
      てか今のラインナップはフォーミュラEと関連するBEV、伝統のコンパクトハッチ(×e-POWER)、Z、GT-R、そしてスカイライン。

      無駄がないと思う

  2. 正直モデル末期でいつ生産終了を言いだしても不思議のない車だから、”今さら”感はあるわな。
    裏では”残ったエンジン売り切るためのモデル”とも言われたスカイラインGT-R(C110)の二の舞に思えるけどな。

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