えっ…!? マツダが「謎のオープンカー」を実車展示! なぜ? 「ロードスター」じゃないロータリー搭載モデルの正体とは
マツダは2023年7月22日から8月末までの間、マツダブランドスペース大阪に、「RX-8」のオープンカーを参考展示します。ラインナップにはなかったはずのオープンカー、どのようなモデルなのでしょうか。
マツダ「RX-8 “オープンカー”」実車展示
2023年7月25日、マツダは同年7月22日から8月末までの間、梅田スカイビル(大阪市北区)にあるショールーム「マツダブランドスペース大阪」に、「RX-8」のオープンカーを参考展示すると同社の公式SNSで公表しました。
RX-8はマツダがかつて販売していたスポーツカー。1978年から続いたRX-7シリーズの後継機として、2003年3月に登場しました。
パワートレインには、空気の取り入れ方法を変更し「RENESIS」と名付けられた最高出力250馬力・最大トルク22.0kgmを発揮するロータリーエンジン自然吸気型13B-MSP型を搭載。
初代サバンナRX-7(SA22C型)から最終モデルとなったマツダRX-7(FD3S型)まで2ドアクーペボディを継承していましたが、RX-8では前後ドアが観音開きになる“フリースタイルドア”を採用した4ドアクーペとなりました。
そんなRX-8は2012年8月に生産終了し、以降ロータリーエンジンを搭載するマツダの市販スポーツカーは誕生していません。
マツダブランドスペース大阪に展示されたのは、そんなRX-8のルーフを切り取とった、オープンカー化が施された1台。
RX-8のラインナップに“カブリオレ”などのオープン仕様の設定はありませんので、展示される“RX-8オープン”は市販モデルではなく、優勝パレードなどで活躍するパレードカーとして製作されたスペシャルモデルだとわかります。
RX-8オープンは屋根が切り取られたほか、強度確保や横転時の重大事故化防止のためのロールバー、パレード時のために通常より高く設定された後席の座面、その後部座席のヘッドレストを覆うように形成された起伏のあるトノカバーなどが特徴的です。
マツダは今回の展示について「普段見ることのできない1台を、この機会にぜひご覧ください」としています。
RX-8オープンの他にも、マツダブランドスペース大阪ではロジウムホワイトプレミアムメタリックの「CX-8 XD Exclusive Mode」が参考展示されています。
展示は、2023年7月22日から8月末までの間に行われる予定です。