小型ミニバンなぜ人気急落!? フリードとシエンタ共に販売減 コロナ禍でニーズ変化が要因か
コンパクトミニバンのホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」は、最近の販売台数ランキングで上位に位置するミニバン市場で人気の2台です。しかし、直近の7月にフリードは12位となり今年一番の落ち込みをみせています。シエンタも同様に販売台数が落ち込んでいるといいますが、コンパクトミニバンに何が起こっているのでしょうか。
コロナ禍でアウトドア需要が激減
コンパクトミニバンのホンダ「フリード」は、2020年の上半期の販売台数ランキングも7位にランクインし、依然として人気ですが、直近の7月では12位となり今年一番の落ち込みをみせています。
また、ライバルのトヨタ「シエンタ」も同様に販売台数が落ち込んでいるといいますが、コンパクトミニバンに何が起こっているのでしょうか。
フリードは、日本自動車販売協会連合会が発表する販売台数ランキングで、コンパクトカーの「フィット」と並んでホンダ車の1、2を争う人気車種です。
2020年2月にフィットがフルモデルチェンジしたことで、2月以降はホンダ車No.1をフィットに譲ることになるものの、それに続く2位をキープし、上半期は全体の販売ランキングで毎月TOP10に入ります。
フリードは、どのような部分が人気なのでしょうか。フリードの人気についてホンダ販売店の店員は次のように話します。
「フリードはホンダのなかでは人気のある車種です。ミドルサイズミニバンの『ステップワゴン』よりも価格が安いことから、多人数乗車や積載性を求める人が検討されることが多いです。
また、フリードには初期から3列目シートをなくしラゲッジスペースを特化させた2列シート5人乗りモデルも用意されています。
沢山荷物が積めて車中泊もできることから、近年のオートキャンプブームの影響もあって、キャンプやアウトドアに便利ということで、ユーザーからの人気を得ています」
フリードには、初代から2列シートの5人乗りの「フリードスパイク」モデルが用意されており、現行では「フリード+」という名前で販売されています。
近年のフリードの人気の背景には、コンパクトで乗りやすく、大人数乗車もできて便利という理由だけでなく、初期から用意されたラゲッジスペース特化型のモデルがキャンプやアウトドアブームによりユーザーのニーズとうまくマッチしたということもあるようです。
そんなフリードですが、直近の7月のランキングを見ると5302台の12位。今年初めてTOP10入りを逃し、販売台数が落ち始めているようです。この理由についてホンダ販売店のスタッフは次のように話します。
「最近は、5人乗りモデルのフリードを購入される人が減っているように感じます。
キャンプやアウトドア利用のユーザーから人気があるモデルなので、新型コロナウイルスの影響でキャンプやアウトドアに出かける方が減ったことが影響しているのかもしれません」
また、最近のキャンプやアウトドアでのクルマの利用方法に変化があることが、販売台数が落ち込んだ理由がありそうです。
キャンプ場の運営スタッフは最近の利用方法について次のように話します。
「うちはコテージも併設したキャンプ場ですが、今年は利用者の多くがコテージ利用を希望しています。
理由としては新型コロナウイルスの感染予防の為に密となるテント泊や車中泊を避けたいという声が多いです」
キャンプは屋外というイメージが強いですが、就寝時に利用するテントやクルマのなかは、むしろ狭いなかで密着した状態で一晩過ごすことになります。
そのため、感染予防対策として、テント泊や車中泊を避けようという考えから、クルマの利用の仕方が変化しているようです。
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近年のオートキャンプブームで、車中泊利用に便利なクルマとしても人気を得ていたフリードですが、新型コロナウイルスの影響で、出かける機会が減ったことや車中泊利用を避ける動きが出ています。
キャンプや車中泊の変化により、直接的にフリードの販売台数が落ち込むとは考えづらいですが、フリード最大のライバルとなるトヨタ「シエンタ」でも、同様の理由で2列シート車の販売が減少しているという声もあるようです。
また、シエンタの2列シート車は2018年9月に追加された仕様ですが、導入背景について開発責任者は「アウトドアやキャンプブームによる積載性や車中泊の需要が高まったため」と説明していることから、コロナ禍によるアウトドアユーザーの減少がフリードやシエンタの販売台数に影響していることは間違いないようです。
フリードプラス先日購入した理由は夫婦かピンで車中泊をするにはちょうど良い
何より災害時緊急避難場所になるが大きくなく取り回しが良いと言うところでした。
遠出しても人の多いところを避け必要な食材を現地で購入して車内で食べる。
夫婦なら蜜もある程度許容できる所w
あくまでも二人までですが、家族でと考えるならもう一回り大きな車になるでしょうね。
フリードかシエンタか、次に買うならどちらかだと思っていたところなんで、これは思いもよらない記事!
でもコロナの騒ぎは永久的じゃないでしょう。ニーズの落ち込みも一過性なのでは?