アウディ 新型「A6」に試乗 8年ぶりに刷新した次世代プレミアムカーの魅力とは

意のままに操れる感覚と主張しすぎないスポーティさが特徴のプレミアムセダン/ワゴン、アウディ 新型「A6」に試乗しました。アウディが「不自然さを徹底的に排除した」という次世代プレミアムカーはどのようなクルマだったのでしょうか?

アウディラインナップの中枢を担うプレミアムセダン&ワゴン 新型「A6」

 2019年3月20日、アウディはアッパーミドルクラスの新型「A6セダン/アバント」を発売しました。新型A6はアウディの新しい設計思想に基づく革新的な新技術を数々搭載し、次世代のプレミアムカーとして生まれ変わったクルマです。

アウディ 新型A6 Avant 55 TFSI quattro S line

 今回試乗したクルマは、A6のステーションワゴンモデル「A6 Avant 55 TFSI quattro S line」です。搭載されている技術は「A6 Sedan」と一緒なので、ほぼ同じクルマと考えて良いでしょう。

 ボディサイズは全長4950mm×全幅1885mm×全高1465mmとなっており、ひと目でワイド&ローのフォルムを強く感じさせます。アウディのクルマらしく過剰な派手さはないものの、ボディ全体に走るシャープなラインやエッジの効いた造形が、プレミアムカーであることを印象付けてくれます。

「クアトロ ブリスター」のデザインを取り入れたという前後フェンダー上部の造形は、小ぶりでありながら膨らみをしっかりと強調し、「audi quattro」の遺伝子を受け継いでいることを感じます。

 搭載されるエンジンは、48Vマイルドハイブリッドを採用したターボチャージャー付きの3リッターV型6気筒ガソリンエンジンです。最高出力340馬力、最大トルクの500Nmは1370rpmという極めて低い回転数から発生します。

 トランスミッションは7速Sトロニック(DCT)で、駆動方式はクワトロ(AWD)で統一されています。前輪駆動ベースのクワトロシステムですが、路面やドライバーの操作に対してリアの駆動を完全に切り離すことができるので、燃費の向上に貢献します。

 また、新型A6は車両のコンピュータが常に0.5秒先の動きを予測して車両の制御をおこなうのですが、リアへの駆動を配分するのに必要な時間はわずか0.2秒しかかかりません。常に先読みをするコンピューターと、それよりも早い制御ができるシステムにより、遅延のないダイレクトな駆動特性となっているのです。

 試乗車には、オプションの「ダンピング コントロール サスペンション」が装備されていました。これは、ステアリングの舵角、アクセル開度、ブレーキなどのデータを即座にコンピューターが解析し、路面状況に応じて4つのダンパーの減衰力を個別に変化させるシステムです。これに「ダイナミック オールステアリングホイール」と呼ばれる4WS機構を組み合わせることにより、扱いやすさとダイナミックな走りを両立しています。

 以上のことから、新型A6は次世代アウディテクノロジーの塊であることがわかります。

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