6年ぶり大刷新の新型「“超高級”セダン」初公開! 全長5.2m級ボディに新「V8」エンジン搭載! “光るグリル”&「超豪華内装」採用! まもなく日本導入予定のメルセデス・ベンツ「Sクラス」とは
メルセデス・ベンツは、フラッグシップセダン「Sクラス」の大幅改良モデルのプロトタイプを日本で初公開しました。自動車誕生140周年を記念したワールドツアーの一環として上陸した新型モデルは、どのような進化を遂げたのでしょうか。
日本導入が待たれる新型「“超高級”セダン」の実力とは
メルセデス・ベンツは、ブランドの頂点に君臨するフラッグシップセダン「Sクラス」の大幅改良モデルを日本国内で披露しました。2026年5月3日に富士スピードウェイへ実車が登場したほか、東京・表参道のブランド発信拠点にも展示されるなど、正式導入に向けた期待が高まっています。
Sクラスは、しばしば「世界最高のクルマ」とも称され、同ブランドの技術力と威信を示す絶対的な存在です。1972年の初代(W116型)登場以来、常に世界のラグジュアリーセダンの指標とされてきました。
今回、日本で披露されたのは、2020年9月に登場した第7世代(W223型)に大幅なアップデートを施した最新モデルです。メルセデス・ベンツ日本公式ホームページでも「日本発表前の情報」として特設ページが公開されており、その全貌が明らかになりつつあります。
新型Sクラスは、外観やパワートレイン、電子制御系などを含めて全体の約50%にあたる約2700点もの部品を刷新。マイナーチェンジの枠を超えた劇的な進化を遂げています。
ボディサイズは、標準仕様が全長5180mm×全幅1930mm×全高1505mm。後席の快適性を極めたロングホイールベース仕様では全長5304mm(欧州値)へと拡大され、まさに“陸の王者”にふさわしい堂々たる体躯を誇ります。

エクステリアで目を引くのは、Sクラス初採用となる「イルミネーテッド・ラジエーターグリル」です。夜間にはグリル枠が白く発光し、フラッグシップとしての圧倒的な存在感を主張します。
さらに、ヘッドライトにはスリーポインテッドスターが浮かび上がる「スターデザイン」のデジタルライトが採用されるなど、細部にまで最新のブランドアイデンティティが息づいています。
インテリアの主役は、ダッシュボード一面を覆い尽くす「MBUXスーパースクリーン」です。助手席まで広がる巨大なディスプレイには、最新の独自OS「MB.OS」が搭載され、さらに「Google Gemini」などの生成AIが統合されました。これにより、対話を通じてドライバーの意図を汲み取る高度なバーチャルアシスタント機能を実現しています。
そして特筆すべきは、劇的な進化を遂げたパワートレインです。すべてのモデルに17kW(約23馬力)を発生するISG(マイルドハイブリッド)が組み合わされるほか、PHEV(プラグインハイブリッド)も設定されるなど、電動化による環境性能と動力性能の両立が図られています。
さらに、内燃機関の大きなトピックとして、主力となる「S 580」には新開発の4リッターV型8気筒ツインターボエンジンが搭載されました。この新V8には、レーシングカーやスーパーカーに用いられる「フラットプレーンクランク」が異例の採用となり、最高出力537馬力・最大トルク750Nmへと引き上げられ、ラグジュアリーセダンでありながら驚異的なエンジンレスポンスを実現しています。

一方で、最高峰の防弾仕様車「S 680 GUARD 4MATIC」には、ダウンサイジングの波に逆らうように希少な6リッターV型12気筒ツインターボエンジンが継続搭載され、フラッグシップとしての矜持を感じさせます。
また、最大10度まで切れる後輪操舵(リアアクスルステアリング)により、全長5.2mを超える巨体ながら最小回転半径は5.4mと、コンパクトカー並みの取り回しを実現しているのも大きな特徴です。
気になる価格ですが、ドイツ本国でのエントリーモデル「S 350 d 4MATIC」は12万1356ユーロ(約2244万円)からに設定されています。参考までに、改良前の日本仕様は「S 450 d 4MATIC」の1575万円からとなっており、最新の装備充実や為替の影響を踏まえ、日本導入時の価格設定にも注目が集まります。
今回、5月3日にスーパーGTが開催された富士スピードウェイのパドックなどで目撃された車両は、ドイツ本国で登録されたプロトタイプです。カール・ベンツが自動車の特許を取得した1886年から140周年を迎えることを記念し、世界140カ所を巡るワールドツアーの一環として上陸しました。
ボディには「1886」と「2026」の数字が描かれ、ウインドウには経由地である世界各国のステッカーが貼られた特別な装いで、博多から姫路、大阪を経て富士スピードウェイ、そして東京へと旅を続けています。
公式ウェブサイトでの情報解禁や、プロトタイプによる国内走行が始まった新型Sクラス。王者の名にふさわしい圧倒的な進化を遂げたフラッグシップセダンが、日本の道を正式に走り出す日は、そう遠くなさそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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