「めっちゃ速いやん!」 最大734km走れるトヨタ「bZ4Xツーリング」乗った印象は? 東京-大阪イケちゃう!? 長物も積めちゃう!? そして「質」が良い加速感とは

新型bZ4X Touringは、bZ4Xの特長である「走る楽しさ(加速性能・悪路走破性)」と「日常使いの便利さ(ゆとりある航続距離)」を継承しつつ、アウトドアなど様々なシーンで活躍する、ゆとりある荷室空間を備えた新たなバッテリーEV(BEV)として誕生。早速、出かけてみました。

bZ4Xの“約1.4倍” 最大の魅力「荷室部分」はどんな感じ?

 ところで、bZ4Xの“約1.4倍”となるラゲッジルームは具体的にいえば、上下調整式の床面を下げた状態でそのボード上の空間容量が441LとなるbZ4Xに対し、ツーリングは619L。

 後席使用時の床面の前後長はbZ4Xが985mmなのに対し、ツーリングは1092mmとなっています。

 1092mmという前後長は、大型セダンの「カムリ」に匹敵するレベル。

 実際の奥行きはカムリより少し短いですが、カムリに比べると天地高があるので荷室の広さでは断然bZ4Xツーリングが優勢です。

 参考までに、日本で販売しているトヨタ車において、後席(2列目)使用時の荷室容量が600Lを超えるのはミニバンや「ランドクルーザー」などごく一部のモデルだけ。bZ4Xツーリングの荷室の広さはなかなかです。

bZ4Xツーリングの荷室の広さはなかなか
bZ4Xツーリングの荷室の広さはなかなか

 さて、そんなbZ4Xツーリングを選ぶべきなのはどんな人でしょう。

 まずいえるのは、ステーションワゴンボディのEVが欲しい人。

 EVでここまで荷室が広い乗用車は国産では唯一だから、EV狙いで荷物をたくさん積んで出かける人にはぜひオススメ。

 最低地上高を180mm確保したSUVクロスオーバーで多少荒れた道も神経を使わずに走れるから、キャンプを楽しむ人とのマッチングもいいですよね。

“広い荷室”と“長距離移動”がbZ4Xツーリングを語る上でのポイント
“広い荷室”と“長距離移動”がbZ4Xツーリングを語る上でのポイント

 いっぽう運転していて気になったのは、全長4830mm×全幅1860mmのボディは運転するのに慣れが必要で、狭い道や駐車場などでは気を遣うこと。

「アルファード」よりは15cm以上短いので大きいクルマを運転することをいとわない人は気にしなくてもいいですが、一般的なサイズのクルマからの乗り換えは注意が必要でしょう。

 あと、乗り心地が悪いとまではいきませんが、路面状況によっては車体の上下動が気になる人もいるかもしれません。そこは試乗でチェックし納得してから買うといいでしょう。

 それにしても、ゆとりの動力性能と安定感重視のハンドリングによる高速巡航性能の高さは、グランドツーリングカーとしての素性の良さを感じさせるもの。

 WLTC計測のカタログ値とはいえ700kmを超える1充電航続距離も含めて、長距離移動を語れるEVが出てきたことを実感しました。

 大切なので最後にもう一度繰り返しておきますが、“広い荷室”と“長距離移動”がbZ4Xツーリングを語る上でのポイントとなるでしょう。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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