外環道「東名〜湾岸」直結へ!? そのまま「アクアライン直通」も現実味? 壮大な「都心ぐるっと計画」が前進 地獄の「環八渋滞」&面倒な「神奈川〜関越アクセス」も解消か

外環道の湾岸道路までの延伸構想に動きがありました。

関越から357が直結?

 東京都心を中心に、ぐるりと輪っかを結ぶ外環道は現在、練馬の関越道から世田谷区の東名の間が工事中となっています。
 
 実はさらに、東名から羽田方面の湾岸道路(国道357号)まで延伸する構想があります。
 
 2026年3月末には最新の検討協議会が開催されました。果たしてどのようなルートを通り、どう進められるのでしょうか。

 外環道は、千葉県市川市の高谷JCTから東京都練馬区の大泉JCTまで、東京都心の外側をぐるっと輪っか(環状)を描く形で結ぶ、約50kmの道路です。

 道路は高速道路(自動車専用道路)の部分と一般道(国道298号)で構成され、これらを含めた総称が「東京外かく環状道路」です。一般的には「外環道」の呼称は高速道路の「外環自動車道」のことを指しています。

 高谷JCTでは東関東道と首都高湾岸線、京葉JCTで京葉道路と首都高7号小松川線、三郷JCTで常磐道と首都高6号三郷線、川口JCTで東北道と首都高S1号川口線、美女木JCTでは首都高5号池袋線とS5号埼玉大宮線、そして練馬JCTで関越道と接続します。

 ちょうど東京のベッドタウン周辺を結んでおり、かつ各地を放射状に結ぶ主要高速と連絡していることから、年中パンク状態になっている都心部を通る必要なく、埼玉・千葉・茨城の各方面に行きやすくなっています。

 現在のところはまだ、高谷JCTから大泉JCTまでの開通にとどまっていますが、その先、東名と接続する世田谷区の東名JCT(仮称)までの約16kmの区間の工事が進行中です。途中、三鷹市内の中央JCT(仮称)で中央道にも接続します。

外環道の大泉JCT(画像:mandegan / PIXTA(ピクスタ))
外環道の大泉JCT(画像:mandegan / PIXTA(ピクスタ))

 さて、実はこの外環道は、東名JCTから多摩川に沿って羽田方面の国道357号に延伸する計画が存在します。

 東名から羽田(357号)間は環八通り(都道311号線)がメインルートとなりますが、高速道路はようやく羽田の首都高羽田線まで行かなければ一切なく、高速のない空白地帯となっています。

 とはいえ通過交通が少ないと言われればそうではなく、メインルートの環八通りは基本的に渋滞ばかりです。

 特に東名東京ICのある「環八東名入口」から「等々力不動前」のエリアは、羽田方面に行きたいクルマに加え、東名や第三京浜を使ってきたクルマが246号や駒沢通り、目黒通りを使って都心部に行きたいクルマで交錯し、年中混雑しています。

 そこで東名と羽田方面がつながれば、この環八の混雑が大幅に減り、途中で首都高羽田線と湾岸線にも接続することで、東京港や川崎港への物流のアクセスもバツグンによくなります。

 さらに、川崎・横浜方面からの直通経路がなく、極めて不便を強いられていた関越へのアクセスも劇的に向上します。関越から羽田空港方面へのアクセス改善も同様です。

 さて、この外環道の湾岸延伸ですが、具体的に話が進まず、2016年に協議会が設立され、7回に渡って話し合いが進んできましたが、それでも概略ルートを決定するに至っていません。

 そんななか、2026年3月26日、第8回となる計画検討協議会が開催。前回の第7回からは約1年半もの歳月が経過しています。

 今回の協議会では、開通したらどういった効果があるのかのメリットを再確認したうえで、概略ルートの検討を進めています。

 具体的には、東名から伸ばして357号にどうつなげるかという話で、東京側の「昭和島&東海JCT」経由にするのか、川崎側の「大師&川崎浮島JCT」経由にするのかということです。

 東京側に延伸した場合、すでに昭和島JCTと東海JCTそれぞれで混雑しているため、さらに激しい渋滞が予想されるとしていますが、川崎側では大師JCTと川崎浮島JCTの間のK6川崎線の通行量が比較的少ないため、交通の分散に効果があると見ています。

 また川崎側にすれば、川崎浮島JCTから東京湾アクアラインと直通し、そのまま千葉の木更津方面との往来も非常にやりやすくなります。そうすると、観光客の流れもスムーズになり、メリットがあります。

 さらに、東京側がすでにビル群や住宅地が広がっているため、延伸部の敷設が大変な工程となるのに対し、川崎側では大師JCT周辺で別の道路計画「川崎縦貫道路」用に取っておいた用地があるので、比較的楽に敷設できます。

 となると、川崎側接続ルートに軍配が上がることになります。とはいえ、現在のところはまだ「ルート確定」となったわけではありません。

 先出の「川崎縦貫道路」は、外環の延伸と並行するように大師JCTから第三京浜方面を新たに通す「2期区間」の計画があり、これと外環を1本化する検討も進められています。

 そして次に出た検討材料は「第三京浜とどう接続させるか」です。

 第三京浜周辺の道路ネットワークは変化しており、まず首都高K7号横浜北西線で東名と第三京浜が接続。また第三京浜の先、横浜横須賀道路では圏央道の藤沢方面と接続し、釜利谷JCTで首都高湾岸線方向にも行くことができます。

 すでに周辺のネットワークが大幅に整備され、多彩なルートが選択できることもあり、現段階において即時ルート決定するには時期尚早との判断から、一旦第三京浜との扱いをどうするかを次回に持ち越すことになりました。

 まだまだ検討が必要そうな事項も多く、現在のところは開通目処どころか、事業化すらなされていませんが、現在工事中の関越〜東名と合わせ、23区西側のネットワークがガラッと変化しそうです。

【画像】超便利!? これが「外環道 東名~湾岸」の構想ルートの全貌です(24枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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