広島~岡山の国道2号「信号ゼロ・完全スルー」実現へ! 壮大な「倉敷福山道路」最後の“未事業化区間”がいよいよ着手! 「55kmのりっぱな高規格道路」今年度に事業化
広島・岡山県境をつなぐ新たな高規格道路「倉敷福山道路」が、いよいよ全線開通に向けて動き出しました。
広島~岡山県境「無料で信号ゼロ」実現!?
広島・岡山県境をつなぐ新たな高規格道路「倉敷福山道路」が、いよいよ全線開通に向けて動き出しました。
今後、計画はどのように進み、開通したらどう便利になるのでしょうか。
国道2号は大阪市から北九州市までを結ぶ、総延長685.4kmにおよぶ道路です。
東京〜大阪間を旧「東海道」のルートに沿って結ぶ国道1号とともに、関西〜中国〜九州の第一選択ルートを担う、日本の大動脈です。
かつての「西国街道」や「山陽道」の系譜を受け継ぎ、瀬戸内海側の近畿・中国地方を横断するルートで、兵庫県、岡山県、広島県、山口県を経由します。
いっぽう、長距離交通としての役割もあるなか、地域の生活道路としての側面もあり、渋滞ポイントがいくつもあります。

なかでも、岡山県の倉敷市から広島県の福山市にかけては、県境という非常に需要のある経路ながら、まともに走れる一般道路は国道2号しかありません。
その国道2号も、JR新倉敷駅以西は旧態依然とした2車線道路であり、倉敷〜福山の需要を支えるにはいかんせん容量が不足しています。
そこで、倉敷と福山を「信号ゼロの4車線道路」で一気につなぐ「倉敷福山道路」の計画があります。
この壮大な倉敷福山道路は55kmあり、9つのバイパスで構成されています。
すでに、倉敷側は「玉島バイパス」「玉島・笠岡道路」が整備に着手しており、その先、広島側の笠岡市内をスルーする「笠岡バイパス」も2026年4月に側道が開通。いよいよ倉敷福山道路の形が現実味を帯びてきています。
福山側も、山陽道の福山SA周辺から尾道にかけて、「赤坂バイパス」「松永道路」がすでに開通しており、三原・東広島方面とは直通を果たしています。
しかし、笠岡市から福山市の県境にかけての区間「福山道路」は、福山側の3.3kmを除き、現状でほとんど進んでいませんでした。2021年に「期成同盟会」が設立され、国に対して、さらなる事業化の進展を要望し続けていました。
そして今回、令和8年度(2026年度)の新規事業化の候補に、この福山道路の名前がようやく挙がりました。8日には正式に事業化(着手)が決定しています。
福山道路は、東の笠岡バイパスと接続し、笠岡湾のJFE事業所の北を通過。市街地方面を高架で西に進んだあと、南西に方角を変え、芦田川を渡ります。川を渡った丘稜地帯をすぎると、赤坂バイパス方面へつなぎます。未事業化部の延長は13.2kmです。
途中、4つのICが設けられることになっており、福山市街地のごちゃごちゃした渋滞を完全スルーできるとともに、福山から岡山・広島それぞれの方面へのアクセスが格段に向上します。
開通すれば、岡山県の現道最西部の交差点「用之江」から広島県の赤坂バイパスまでの所要時間は、約41分から約18分へ、約23分も短縮。国道2号のボトルネック部が一気に解消することになり、大きな期待が寄せられています。
Writer: くるまのニュース編集部
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