軽自動車より安い!? “150万円以下”の高級外車「BMW」どんなモデル? 運転が楽しい「“FR”スポーツクーペ」や人気「コンパクトSUV」も狙える!? “格安”2シリーズ&X1とは
今や軽自動車でも、カスタム系を選べば総額200万円超えは当たり前の時代です。しかしその予算を「150万円」に抑えるだけで、BMWの人気モデル「2シリーズ」や「X1」が手に入るとしたらどうでしょうか。
外車が「軽自動車の新車以下」で手に入る!
昨今の新車市場では、軽自動車のスーパーハイトワゴンでも、カスタム系グレードを選べば総額200万円オーバーとなることは珍しくありません。
しかし、その予算を少し抑えて「150万円」に設定するだけで、ドイツの高級車BMWの人気モデルが射程圏内に入ってきます。
今回は、車両本体150万円以下で見つかる、走りと実用性を兼ね備えたBMWの厳選2モデルを紹介します。

まず紹介するのは、BMWの真骨頂である「駆けぬける歓び」を体現した「2シリーズ クーペ(F22型)」です。
エントリークラスのBMWでもFF(前輪駆動)化が進む中、このF22型はBMW伝統のFR(後輪駆動)レイアウトを採用しています。前後重量配分50:50に近いバランスを追求した最もBMWらしい走りが、軽自動車より安く手に入ります。
新車時は約444万円から、上位グレードでは600万円台まで広い価格帯でした。それが現在の中古市場では、走行5万kmから7万km程度の個体が100万円台前半で狙えます。
特筆すべきは、その装備内容です。
例えば、2014年式の「220i Mスポーツ」で、車両本体100万円強という個体が見つかりました(本記事執筆時点)。これはMスポーツ専用のエアロパーツやスポーツサスペンションに加え、この個体にはオプションのレッドレザーシートや運転支援システムまで装備されていました。
100万円ちょっとで、FRのスポーツクーペと鮮烈なレッドレザーの内装が手に入る。「この価格でこの雰囲気」は、まさに反則級と言い切れるでしょう。
次に紹介するのは、人気のコンパクトSUV「X1」です。
ここで重要なのが、あえて「2代目(F48型)」を狙うという点です。初代(E84型)なら50万円以下でも見つかりますが、150万円の予算があれば、見た目が劇的にモダンになった2015年以降の2代目が十分に狙えるようになります。
新車時は約397万円から653万円という価格帯のモデルです。
今回のリサーチで見つかった“反則級”な1台は、2016年式の「xDrive 18d Mスポーツ」。新車価格486万円のディーゼル4WDモデルが、車両本体130万円台(総額でも150万円以下)で掲載されていました。
この2代目は、兄貴分の「X3」や「X5」に通じる立派なSUVスタイルに進化したモデルです。
紹介した個体は、トルクフルで燃費も良い(JC08モード燃費19.6km/L)ディーゼルエンジンを搭載し、さらに人気の「Mスポーツ」グレード。
アルカンターラシートや純正ナビ、LEDヘッドライトを備え、見た目は今見ても古さを全く感じさせません。キャンプ場やショッピングモールでの存在感は、価格差以上のものがあります。
150万円という予算で、BMWの2シリーズクーペやX1が手に入るのは、中古車市場ならではのマジックです。
特に、新車の軽自動車が高価格・高機能化する中で、同じ予算で全く違う世界観を選べるこれらの中古BMWは、クルマ好きにとって無視できない選択肢といえます。
もちろん、BMWは油脂類の管理が寿命を左右します。特にX1のディーゼルで安価な個体は走行距離が伸びている傾向にあるため、購入時は整備記録簿がしっかり残っている個体を選びましょう 。
浮いた予算をメンテナンス費用としてストックしておくのが、長く楽しむコツです。
軽自動車の新車契約のハンコを押す前に、一度このプレミアムな選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

























































