新車170万円! トヨタの「“新”5人乗りコンパクトカー」公開! 6速MTの精悍「“黒”すぎる上級仕様」も新登場! プリウスイエローも新採用の「ヤリス」改良モデルどう変わった?
2020年2月の登場から6年が経過したトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。モデル末期に差しかかるなか、2026年2月20日に一部改良が実施されました。完成度を高める“仕上げ”といえる内容について詳細を整理します。
これが現行型「ヤリス」“最後の改良”なのか!?
トヨタは2026年2月20日、コンパクトカー「ヤリス」およびコンパクトSUV「ヤリスクロス」の一部改良を発表しました。このうちヤリスは、3月2日より販売が開始されます。
プラットフォームや基本設計に大きな変更はなく、装備の充実と商品力の底上げが中心。なかでも注目されるのは、ハイブリッド車への電動パーキングブレーキおよびブレーキホールド機能の標準装備化です。
近年ではBセグメントでも採用例が増えている装備であり、利便性の向上が図られました。
また、「ハイブリッドZ」および「ハイブリッドG」にはフロント席アームレストを標準装備。ハイブリッドZには10.5インチディスプレイオーディオを標準装備とし、Gグレードには8インチディスプレイオーディオを標準装備化しました。
さらに、スマートエントリーシステムを全グレード標準装備とし、ブラック加飾のドアミラーとシャークフィンアンテナも全車標準化。4WDモデルでは寒冷地仕様が標準装備となっています。
ボディカラーでは、「プリウス」で採用されているイエローの新色「マスタード」(モノトーン)をZグレードに新たに設定しました。
加えて、「都会的な」「洗練された」という名称で黒の装飾を加えた特別仕様車「Z“URBANO”」に、6速マニュアルミッション車を新たに設定。1.5リッターガソリン(2WD)との組み合わせで、新色「ブラック×マスタード」のツートーンカラーも設定されました。
ブラックテイストで統一されているZ”URBANO“に組み合わされることで、質感の高いコンパクトスポーツハッチのような雰囲気となっています。

現行ヤリスは2020年2月に登場。当初より1リッターと1.5リッターのガソリン車と、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド車をラインアップしました。
30km/L(ハイブリッド・2WD)を超える圧倒的な低燃費や、扱いやすいコンパクトなボディ、4WD(ハイブリッドはE-Four)の設定や、ガソリン車には6速マニュアルトランスミッション車も設定されるなど、多様なニーズに応える構成が特徴です。
国内登録台数ランキングでもヤリスクロス、4WDスポーツカー「GRヤリス」などとあわせて上位を維持するなど、高い支持を集めています。
2025年2月には特別仕様車のZ“URBANO”が追加され、デザイン面での商品力強化が図られていましたが、今回の改良では装備面の充実にも踏み込んだかたちとなりました。
新しくなったヤリスの車両価格(消費税込み)は、169万7300円から288万4200円まで。特別仕様車 Z“URBANO”は230万7800円から299万4200円となっています。
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今回の一部改良は、大幅刷新ではなく、基本装備の標準化と仕様整理による“完成度の底上げ”が主眼といえます。
一方で、現行型は登場から6年が経過しており、一般的なモデルサイクルを踏まえると終盤に差しかかっています。
トヨタはブランド再編や電動化戦略を進めており、ヤリスとGRヤリスの関係が今後どのように整理されていくのかも注目されています。
はたして今回が最終改良となるのか、ヤリスの動向には引き続き注目です。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど




















































