レクサス新「LFA」世界初公開! オールアルミボディ×超ロー&ワイドな驚異的パッケージング採用! V10エンジン搭載しない!? 新たな「2人乗りスーパースポーツ」の凄さとは!

レクサスが「LFAコンセプト」を初公開しました。超低全高1195mmという驚異のパッケージをBEVで実現したLFAコンセプトとは、どのようなモデルなのでしょうか。

レクサス「LFAコンセプト」世界初公開!

 2025年12月5日、レクサスが「LFAコンセプト」を世界初公開しました。

 この2代目となるスーパースポーツカーは、初代の4.8リッターV型10気筒自然吸気エンジンからバッテリーEV(BEV)に変わるなど、時代の流れを感じさせる進化を遂げています。

 果たして、どのようなモデルなのでしょうか。

伝説の「LFA」が復活!
伝説の「LFA」が復活!

 トヨタ「GR GT」や「GR GT3」とともに、「トヨタの式年遷宮」と表現されるLFAコンセプト。この表現は少し大げさに聞こえるかもしれませんが、伊勢神宮で20年に一度行われる式年遷宮になぞらえるにふさわしい、それほどの力作だと言えます。

 全長4690×全幅2040×全高1195mm、ホイールベース2725mm、乗車定員2名というスペックを見ていると、その全高の低さに驚かされます。

 かつてのオートザム(マツダ)「AZ-1」は1150mm、ホンダ「S660」は1180mmと低い全高を実現してきました。現在買える中ではダイハツ「コペン」の1280mmが、国産車で最も低い数値となっています。

 また、以前は、フォード「GT40」の1016mm、ランボルギーニ「ミウラ」の1050mm、ロータス「ヨーロッパ」の1067mmと、低さを誇った(競った)スポーツカーはいくつもありますが、上記の日本車はいずれも全長の短い軽自動車であり、かつての欧米のスポーツカーも含めてすべて内燃機関を搭載しています。

 その一方で、LFAコンセプトが駆動用バッテリーによるスペースの制約が大きいBEVでありながら、1195mmという低全高パッケージングを実現している点は、驚異的です。

 ロング&ワイド&ローというシルエットですが、かつての名車も含め、スポーツカーにおいて低さは重要なポイントです。一般的には、全高が低いほど前面投影面積で有利になり、もちろん見た目のインパクトも大きくなります。

 LFAコンセプトは、流麗なサイドビューに加えて、ワイドでキャビンが小さく見えるリアビューも目を引きます。果たして大人2人がどれだけ快適に座れるのかは、気になるところでしょう。

 インパネは、最新世代のスポーツカーにふさわしい先進性も備えており、F1マシンのような持ち替え不要のステアリングを搭載しています。

 ブラインドタッチが可能なスイッチレイアウトにより、直感的な車両コントロールを実現し、ミニマルな世界観により特別な没入空間を演出すると表現されています。

 軽量かつ高剛性のオールアルミニウム骨格を使うのはGR GTと同じで、バッテリーを保護するための床下の対策なども施されていると思われます。

 詳細なスペックは不明ながら、一部報道では、航続距離は550km~700km、0-100km/h加速は2秒とも噂されていますが、ほかのスポーツEVを見る限り不可能ではないでしょう。

 最高速に関しても現時点では不明ですが、空気の壁を切り裂くには、空力性能の向上は必要不可欠です。レクサスも「低重心」「軽量・高剛性骨格」「空力性能の追求」の3つを軸と表現しています。

※ ※ ※

 パッケージングの制約が厳しいEVスーパースポーツにおいて、長い航続距離を両立させる鍵は、次世代技術の「全固体電池」です。

 従来の電池より薄型化と高出力が可能な技術ですが、世界をリードするトヨタが、実際にこれを搭載してくるのかに大きな注目が集まっています。

 いずれにしても、20年に一度の「式年遷宮」という言葉に込められたトヨタ・レクサスの本気度は、現時点ではベールに包まれている断片的な情報からさえも、ひしひしと伝わってきます。

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Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

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