トヨタの小型「“スライドドア”バン」に注目! 全長4.7m級で「ちょうどイイサイズ」! 超“静音”モデル「国内導入」にも期待大な欧州モデル「プロエースシティ」とは
欧州トヨタが販売する「PROACE CITY(プロエースシティ)」が、いま密かに注目を浴びています。導入されれば日本でも人気を集めそうな小型商用バンの実力について紹介します。
「シエンタ」以上「ノア/ヴォクシー」未満の「絶妙サイズ」がイイ!
トヨタの欧州法人が販売する「PROACE CITY(プロエースシティ)」は、洗練されたスタイリングと高いユーティリティ性能を特徴とする小型商用バン・ワゴンです。
![マイナーチェンジで取り入れられた精悍マスクもカッコいい![写真は「プロエースシティ ヴァーソ 」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/06/20250624_TOYOTA_PROACECITY_001.jpg?v=1750733197)
トヨタは、欧州で商用車「プロエース」シリーズを展開しています。サイズなどが異なる3つのモデルがあるなか、2019年から販売を始めたプロエースシティは、もっとも小型な「ライトバン」カテゴリーに属します。
商用バンに加え乗用ワゴンもラインナップされ、「PROACE CITY VERSO(プロエースシティ ヴァーソ)」として販売されるなど、欧州で人気を集めています。
ボディサイズは、ショートホイールベース版(L1)が全長4403mm×全幅1848mm×全高1796-1825mm、ホイールベース2785mm。
ロングホイールベース版(L2)が全長4753mm×全幅1848mm×全高1812-1820mm、ホイールベース2975mmです。
ショートボディでも、2列目シートを使っている状態でラゲッジ容量が597Lもあり、最大ラゲッジ容量は2126L、最大積載長2700mmという広さ。
ロングボディではラゲッジ容量が850Lに達し、最大ラゲッジ容量は2693L、最大積載長3060mmにもなるのです。
ショートボディの場合、現行の「シエンタ」以上「ノア/ヴォクシー」未満という絶妙なサイズ感で、ボンネットのある2BOXのデザインになっています。
雰囲気としては、少し前のモデルになりますが「ファンカーゴ」に近いハイトワゴンスタイルで、広い荷室と両側スライドドアで、使い勝手は抜群です。
2023年秋にはマイナーチェンジを実施し、フロントマスク周りには最新のトヨタ車に共通する精悍なデザインが取り入れられました。
シート配置および乗車定員は、1列・2人乗り、1列・3人乗り、2列・5人乗り、3列・7人乗り(L2)と豊富ですし、シートアレンジが多彩で、荷物の量や乗員の数に合わせたベストな空間づくりが出来ます。
国内の商用バン市場はライトバンの「プロボックス」とワンボックスバンの「ハイエース」が大多数を占める中、両者の中間サイズに位置するプロエースシティには、日本国内でも多くの仕事がありそうです。
配送業はもちろん、建築などの職人が使う仕事車にもピッタリ。ライトバンですが、乗用車として個人が趣味に使うにももってこいです。
実はこのプロエースシティ、トヨタが欧州で提携を結ぶステランティスグループからOEM供給を受けて販売されています。
日本でも乗用ワゴン版として正規輸入されているシトロエン「ベルランゴ」/プジョー「リフター」/フィアット「ドブロ」などとは兄弟車の関係にあります。
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