ホンダの「“新”ちいさな高級車」がスゴい! 豪華すぎる「茶レザー内装」×全長4m級で「めちゃちょうどいいサイズ」! きらきら「メッキ装飾」もカッコいい「フィット“LUXE”」に注目
ホンダのコンパクトカー「フィット」の最上級仕様「LUXE(リュクス)」は、なぜ「ちいさな高級車」と呼ばれるのでしょうか。装備やスペックなどから、その価値について紹介します。
時代が求める「ちいさな高級車像」を具現化
ホンダの代表的なコンパクトカー「フィット」は、さまざまなラインナップを特徴としますが、なかでも最上級仕様「LUXE(リュクス)」は“ちいさな高級車”と呼ばれ親しまれています。
具体的にはどのような装備・仕様となっているのでしょうか。

フィットは、2001年に初代が登場しました。
センタータンクレイアウトによる広い室内と使い勝手の良さで、日本のコンパクトカーのあり方を大きく変えた存在です。
デビュー翌年の2002年には、当時No.1だったトヨタ「カローラ」の年間販売台数を抜くという快挙を達成しました。
2020年にフルモデルチェンジした現行型(4代目)は、「心地よさ」をテーマに開発され、広い視界や快適な座り心地を実現しました。
全長3995mm×全幅1695mm×全高という、都市部でも扱いやすい5ナンバーサイズで展開されています。
なお2022年にはマイナーチェンジを実施したほか、2025年7月には一部改良を行うなど、絶えず改良を重ねながら進化を遂げています。
エクステリアデザインは、親しみやすいフロントマスクとシンプルなサイド造形で日常に溶け込むデザインが特徴です。
内装は水平基調のインパネと細いピラーで開放的な視界を確保し、骨格研究に基づくシートは長時間ドライブでも疲労を抑えます。
リアシートは座面を跳ね上げて高さのある荷物を積めるなど、優れたパッケージングをフルに活かした実用性の高さが光ります。
パワートレインは1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン車と、2モーターハイブリッド車「e:HEV」を設定しています。
e:HEVはEV走行、ハイブリッド走行、エンジン走行の3つを自動で切り替える仕組みで、街乗りから高速まで効率的な走行を可能にします。
駆動方式もそれぞれFF(2WD)と4WDが用意されています。
カタログ燃費はガソリン車が約17.9km/Lから16.0km/L、e:HEVは27.6km/Lから23.5km/Lを実現しています(すべてWLTCモード燃費)。
安全装備も大きな特徴です。全タイプに先進安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、衝突軽減ブレーキや渋滞追従機能付きACCなどを備えています。
そんななか、LUXE(リュクス)は外装にプラチナ調クローム加飾や専用16インチアルミホイールを採用し、他グレードと一線を画します。
特に内装は、現行フィットで唯一の本革シートを標準装備し、前席シートヒーターやステアリングヒーターも搭載され、冬季の快適性を高めています。
さらにオプションで「ライトブラウン内装」を選べば、インパネやドアトリムに同色が配され、落ち着きのある上質な空間が広がります。シート地自体もアップグレードされ「キルティングパーフォレーション本革シート」となり、さらに高級感が増します。
LUXEが“ちいさな高級車”と呼ばれる理由は、この上質さにあります。単なる加飾だけでなく、シートの作り込みや配色、触感に配慮した仕立てが、コンパクトカーの枠を超えた満足感をもたらします。
大きなクルマから乗り換えるダウンサイジングユーザーが乗り換えても、快適性を犠牲にせずに済む点もLUXEの強みといえます。
フィット LUXEの車両価格(消費税込み)は、237万500円から292万9300円です。
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このようにのフィットLUXEは、全長4m未満の扱いやすいサイズに高級感ある装備と本革インテリアを盛り込み、安全性能や快適装備、そして時代が求める低燃費性能も兼ね備えるという、真の“ちいさな高級車”といえる存在です。
購入時の満足感と所有体験の質を重視するユーザーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。






































































