思わず「キュン」? 後退時「腕をまわすしぐさ」もはや絶滅!? 今や懐かしい「昭和・平成ドライバーあるある」とは

リアモニターが普及し、クルマをバックさせるとき助手席に腕をかけるしぐさもすっかり見なくなりました。そんな、今ではすっかり絶滅してしまった「ドライバーのしぐさ」について紹介します。

クルマの「キーをひねる」もすっかり死語に

 昭和から平成初期までのドライバーでは当たり前だった「しぐさ」のなかでも、今ではすっかり絶滅してしまったものが存在します。

 そんなカーライフの懐かしい行動について振り返ります。

おもわず「キュン」最近見なくなった「しぐさ」とは[イメージ画像:PIXTA]
おもわず「キュン」最近見なくなった「しぐさ」とは[イメージ画像:PIXTA]

●腕をまわして「バック」

 まず挙げられるのは、駐車でのしぐさでしょう。

 今やほとんどのクルマに装着されている「バックモニター」は、クルマの後退時に死角を低減し、目視では確認しづらい障害物や歩行者を見逃しにくくする安全で便利なモノです。

 しかしバックモニターが普及する以前は、直接後方を見て安全確認をしながらバックするのが普通でした。

 また、腕を回してのバックは必然的に体が助手席へ近づくため、ドライブデートでスムーズに駐車できる男子は女子からもキュンとする行動として人気でした。

 中には「バックするときの横顔が好き」という女子も多かったほど。

 今ではモテる男子の条件として話題になることも少なくなりましたが、クルマの運転がスムーズな男子の好感度が高いのは、今も昔も変わりありません。 

●クルマのキーをひねる

 スマートキーは、平成中期(2000年代)に入ってから一気に普及した電子キーのこと。

 車に近づくだけでドアの施錠と解錠が可能で、ボタン操作でエンジンを始動出来る便利な装備です。

 しかしながら、昭和の時代には、全て鍵を差し込んで行うのが普通でした。

 クルマのドアを鍵を差し込んで開けて乗り込み、エンジンをかけるためイグニッションスイッチのキーシリンダーに鍵を差し込みエンジンを始動する……。

 その全ての動作に鍵が必要で、エンジンのプッシュスタートが普通になった現在でも「エンジンをかける」という言い方が残っているのが面白いところです。

 また昭和の時代は、クルマの鍵を差したままロックしてしまったというトラブルもよくありました。

 筆者(くるまのニュースライター なるやま)がよく覚えているのは、近所の「スカイライン」(ケンメリ)オーナーが鍵を差したままうっかりロックしてしまい、窓の隙間から針金を落としてロックを解除しようとしていた光景です。

 きっと同じような光景を覚えている人も多いのではないでしょうか。

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