日産の「新型“流麗”SUV」17日に正式発表へ! 8年ぶり全面刷新で“スッキリ”クーペフォルムに! 正式発表前に「新型リーフ」を動画でお披露目
日産は、まもなく正式発表予定の新型「リーフ」を紹介する動画の第2弾として、新型を通じてライフスタイルを豊かにする先進技術を、6月12日に公開しました。
新型「リーフ」は「急速充電」や「外部給電」もさらに手軽に
日産は2025年6月12日、まもなく正式発表予定の新型「リーフ」について、開発した商品企画、デザイン、開発チームのメンバーを特集した3部構成の短編動画シリーズのラストとなる第3弾を公開しました。

リーフは、2010年に発売された世界初の量産型BEV(バッテリーEV:電気自動車)。まもなく登場する新型で3代目となります。
初代・2代目リーフは、現在までにグローバルで70万台を販売し、その推定累計走行距離は約280億キロに及びます。
新型リーフの開発陣は、15年にわたって蓄積したさまざまな知見を重要視したといいます。
動画の第1弾では、新型リーフが、空気抵抗係数0.26(米国・日本)、0.25(欧州)を実現するなど空力を重視して設計したことや、全高を落としながら十分なヘッドルームも確保できるサンシェード不要の「調光パノラミックガラスルーフ」採用などについて紹介。
続いて公開された第2弾の動画では、新型リーフのサスペンションや取り回し性能、熱をマネージメントする機能の改善、そしてより静かで洗練されたキャビンについての詳細を明らかにしています。
そしてラストを飾る第3弾では、新型リーフが日常の移動のみならず、「EVのある生活」をもっと身近にし、ライフスタイルを豊かにするという先進技術について公開しました。
日産 グローバル商品企画部門の責任者 リチャード・カンドラー氏は、次のように説明します。
「EVの長距離走行に対する不安を解消するため、新型リーフはGoogle Mapsと連携した“インテリジェントルートプランナー”を搭載しました。
これにより、ルート上の充電スポットを簡単かつ直感的に見つけることができ、ドライバーは安心して移動できます」
新型リーフの開発エンジニアは、日常シーンでのEVの使いやすさを追求して開発にあたったといいます。
そのキーポイントとして、日産は「シームレスな充電体験」を挙げます。
新型リーフは、急速充電器を使った場合、わずか14分で最大250kmの走行が可能な性能を有します(欧州仕様モデル・WLTP基準で、150kW DC急速充電器を使用した周囲温度25℃の条件下)。
米国向けモデルでは北米充電規格(NACS)に対応し、プラグアンドチャージ機能を有しています。
さらに、ナビゲーションと連動した「バッテリーコンディショニング機能」を採用し、目的地までのルートから推測される走行負荷に応じてバッテリーの温度を最適化し、エネルギー効率を高めてくれるといいます。
新型リーフは、新たに水冷式のバッテリー温調システムを採用しますが、夏場の急速充電時、充電後の走行負荷が低いと判断した場合には、一時的にバッテリーの充電許容温度範囲を調整し、充電速度を維持させることが可能です。
日産のチーフプロダクトスペシャリスト 遠藤 慶至氏は、次のように話します。
「V2Xの機能は、エネルギーの需給のバランスを取るだけでなく、再生可能エネルギーの有効活用という点で、社会的にも重要です。
新型リーフは単なる移動手段ではなく、エネルギーを通じて暮らしと地域に貢献する存在にもなりえます」
また新型リーフでは、最大1500Wの出力に対応したコンセントを室内に搭載します。
「V2L(Vehicle-to-load)」アクセサリアダプターを使用することで、外部充電ポートからも電力を使用することが可能となります。
現行型で必要だった「EVパワーコンディショナー」(パワームーバー)などを介さず、アウトドアシーンや、万が一の災害時において電力を活用することができるようになります。
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日産は今回の動画公開にあわせ、これまで2025年6月後半としていた新型リーフの正式発表について、6月17日午後9時(日本時間)に、グローバルで披露すると明らかにしました。
その模様は、日産の公式YouTubeチャンネル上で公開される予定です。
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