ホンダの「斬新“ハイルーフ”軽トラ」が凄い! 画期的な「2段式の荷台」×めちゃ広ッな室内を採用! バン×軽トラ“融合”の新発想モデル「ホビック」コンセプトは今欲しい1台

ホンダが過去に披露していた、自由な発想の軽トラックコンセプトカー「ホビック」とは、どのようなモデルなのでしょうか。

軽トラ×軽バンの新発想「ホビック」 今登場して欲しい

 これまで農業や配送業などで支持されていた軽トラックですが、近年では日常の相棒として一般ユーザーが普段使いするケースも増えており、カジュアルなカラーをまとったモデルなども存在します。

 いっぽう、ホンダは今から20年以上も前に、自由な発想を持つ一般向けのモデルを提案していました。それがホンダ「HOBICK(ホビック)」です。

登場早すぎた… 今欲しい「HOBICK」
登場早すぎた… 今欲しい「HOBICK」

 ホビックは2004年に開催された第38回「東京モーターショー2004」で世界初公開されました。

 公開当時、ホンダはホビックについて「オフタイムに快適、便利に働く、趣味のためのマイトラック。」と説明。“趣味のためにとことん使い尽くせるトラックがあってもいい”、という発想を具現化したといいます。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1880mm、ホイールベースは2420mmで、乗車定員は2名です。

 ベースの車両は、当時ホンダから販売されていた軽トラック「アクティ」ではなく、軽キャブオーバーバン「バモスホビオ」を採用。

 余裕の室内高を持つハイルーフなキャビンを持つものの、リアは荷台を持つ軽トラックになっており、アクティとバモスホビオの折衷モデルといった出で立ちです。

 荷台も実にユニークで、通常の軽トラックのような平ボディ+3面のアオリを持つ構造ではなく、「カーゴシェル」という有孔ボードのような仕切り板を備えています。

 カーゴシェルの使い方は非常に画期的で、例えば畳んだテントなどの薄い荷物はカーゴシェルの下に積み、上にはマウンテンバイクなどたためない大型の荷物を固定して積載するといったもの。

 複数の趣味を持つ人や、アウトドアでさまざまなアクティビティを楽しむにはぴったりの設計でした。

 さらに、荷台からキャビンは貫通構造となっており、荷台と隔壁を取り外し、助手席の格納機能と合わせれば最大2500mmもの長尺物を積載することが可能です。

 例えばサーフボードやスキー板といったスポーツ用品だけに留まらず、脚立なども収納でき、これ1台で趣味も仕事も両立することができます。

 エクステリアは先出の通り、バモスホビオとは一部を共通していますが、一般ユーザー向けを想定してか、ややポップなスタイルも取り入れています。

 公開時のボディカラーは蛍光グリーンで、フロントフェイスはスケルトンガーニッシュと2灯の横長のヘッドライトを装着。当時はまだ一般的ではなかったライトとグリルの連続形状は、未来的な印象を与えています。テールランプも同様の意匠です。

 ホイールもスポークの内側がボディ同色のアクセントをあしらい、非日常を感じさせます。

 インテリアもポップにデザインされ、シートやインパネ、ドアトリムはエクステリアと同じ蛍光グリーンのカラーを採用。エアコン操作部やシートの取り付け部などもグリーンでコーディネートし、いい意味で軽トラックらしからぬファッショナブルな世界観を演出しています。

 公開当時のイメージ画像では、カヤックと自転車が荷台に積載され、室内にはシューズなどのアウトドアギアを収納。

 多彩なアウトドアスポーツの趣味を持ち、休日を全力で楽しむ若者の姿が容易に想像できました。

 また、コンセプトカーとしては市販車ベースの非常に現実味のあるデザインや、市販車に適用すれば大いに評価されそうな各種機能を備えていたこともあり、市販を前提としているのではないかと話題になりました。

 しかし、その後ホビックの市販モデルは一切登場せず、ベースとなったバモスシリーズは2018年に生産を終えています。

 登場から20年が経過した今、軽トラックはアウトドアレジャーや移住の相棒として、新しいライフスタイルを過ごす人々に支持されています。

 20年前には想像もつかなかったでしょうが、今登場すればかなりのヒットモデルとなっていたかもしれません。

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