ダイハツの「FRスポーツカー」がスゴかった! “軽じゃない”大きなボディ×「大排気量エンジン」搭載! レトロな丸目“旧車デザイン”採用した「ビジョンコペン」とは!

ダイハツは、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」において、「VISION COPEN(ビジョンコペン)」というコンセプトカーを初公開しました。ダイハツの人気車種である「コペン」を名乗るコンセプトカーは、どのようなクルマだったのでしょうか。

ダイハツの「FRスポーツカー」がスゴかった!

「コペン」はダイハツが販売する軽オープンスポーツモデルです。そのコペンを名乗るコンセプトカーが、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開されました。

 どのようなモデルなのでしょうか。

ダイハツの「FRスポーツカー」がスゴかった!
ダイハツの「FRスポーツカー」がスゴかった!

 初代コペンは2002年に登場。当時、軽オープンモデルとしては唯一のモデルで、電動開閉式のハードトップを備えていたことが特徴でした。

 そして、2014年に2代目(現行型)にフルモデルチェンジしました。

 現行型の特徴として新構造骨格「D-Frame」を採用したほか、「Robe(ローブ)」「Cero(セロ)」「XPLAY(エクスプレイ)」と3タイプのボディを用意(XPLAYは2024年に販売終了)。

 ローブとセロには「DRESS-FORMATION」が採用され、相互にボディパネルの交換が可能です。

 また、後にトヨタが手を加え「GR スポーツ」が追加されたことも話題になりました。

 パワートレインは横置きにした660cc直列3気筒インタークーラーターボエンジンと7速スーパーアクティブシフト付CVTまたは5速MTとの組み合せ。GRスポーツはもちろんのこと、ローブやセロにも5速MTが設定されており、“マニュアル好き”の需要に応えています。

 グレード構成はシンプルで、ローブとセロにはそれぞれノーマルグレードと「S」があり、GRスポーツは単一グレードとなる、計5グレード。

 いずれも「S」はMOMO製本革巻ステアリングやRECARO製スエード調シート、ビルシュタイン製ショックアブソーバーなどの専用装備が設定されます。

 また、GRスポーツでは「S」とは別のMOMO製本革巻ステアリングやビルシュタイン製ショックアブソーバー(スプリング赤塗装)、専用補強(フロントブレース/センターブレース・床下スパッツ付)などが用意されています。

 ローブはダイハツらしい角張ったデザインと、後方に向かって駆け上がるキャラクターラインが目立つほか、スポーツカーらしいヘッドライトとリアコンビランプの造形が特徴。

 一方のセロは初代コペンを彷彿とさせる丸みを帯びたデザインが特徴で、颯爽と街を走りたい人におすすめです。

 GRスポーツはローブをベースに、GRブランドに共通する大きな開口部をもつグリルデザインが特徴です。

 そして、ジャパンモビリティショー2023で発表されたビジョンコペンは、軽自動車の規格を超えたオープンスポーツモデルです。

 ボディサイズは全長3835mm×全幅1695mm×全高1265mm、ホイールベース2415mm。ヘッドライトやリアコンビランプをはじめ、全体的に丸みを帯びたデザインで初代コペンを普通車にしたようなイメージです。

 エクステリアはサイズアップの恩恵を大きく受けています。その証拠に、ボディから両サイドに向かって張り出す前後のフレア(ホイールハウス)が、スポーツモデルであることを物語っています。

 また、1.3リッターエンジンを縦置きに搭載するFRレイアウトが作り出すロングノーズは、コペンがもつ“スポーツモデルらしさ”を高めています。

 ステアリングはシンプルな形状で、メーターやナビ画面が作る近未来感とのコントラストが特徴です。

 一方、ドア内装の色彩にはこだわっており、フロント側(ブラック)からリア側(グレー)に向かってグラデーションが施されました。

※ ※ ※

 次期コペンと期待されたビジョンコペンですが、現時点で市販化は実現していません。

 2025年10月30日から「ジャパンモビリティショー2025」が開催される予定となっており、ビジョンコペンがさらに進化したモデルが登場するのか、その動向が期待されます。

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Writer: 廣石健悟

1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)

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