約260万円! ホンダ新「コンパクト“ミニバン”」がスゴイ! 全長4.3m級の6人乗りモデル! コスパ高い「最も安価なフリード」どんなクルマ?

2025年3月27日、ホンダ「フリード」のガソリンモデルに一部改良が加えられました。数あるグレードの中で最も安いグレードのモデルはどのようなモデルなのでしょうか。

現行のフリードはどんなモデル?

 ホンダは2025年3月27日、「フリード」のガソリンモデルに対する一部改良を発表しました。全体として値上げされていますが、最も安価なグレードはどのようなモデルなのでしょうか。

一番に安いモデルどんなクルマ?
一番に安いモデルどんなクルマ?

 改良モデルは同年7月24日に発売される予定で、それに先立ち4月10日から全国のHonda Carsで受注が開始されます。

 フリードはホンダが展開するコンパクトミニバンで、2008年5月に初代モデルが登場しました。

 前身となるのは2001年から2008年まで販売されていた「モビリオ」で、その使い勝手の良さを受け継ぎつつ、現代的な装備とスタイルを取り入れて開発されたのがフリードです。

 2016年には2代目へとフルモデルチェンジされ、より普遍的なミニバンのスタイリングが採用されました。また、アウトドアテイストのクロスターが加わるなど、バリエーションの広がりもあり、多くのユーザーから支持を集めました。

 そして2024年6月、3代目となる現行モデルが発売されました。グランドコンセプトには「“Smile” Just Right Mover」が掲げられ、使う人の気持ちに寄り添うコンパクトミニバンとして誕生しました。

 日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025を受賞したことや、同年に登録された新車台数が8万5368台に達したことからも、その人気ぶりがうかがえます。

 今回の一部改良では、2024年2月に先行して改良が加えられたハイブリッドモデル「e:HEV」と同様に、新しいクリア素材の外装塗料がガソリンモデルにも導入されました。

 従来のアクリルメラミンクリア素材に比べて耐久性が1.5倍以上に向上し、艶のある外観が持続する仕様となっています。

 また、安全装備においては、「AIR EX」や「CROSSTAR」全タイプ、さらにスロープ仕様車に対して、これまで未設定だった運転支援機能が追加適用されました。より安心して日常使いができる仕様へと進化しています。

現行フリードのラインナップは?エントリーグレードはどのようなモデル?

 現行のフリードはどのようなラインナップが展開されているのでしょうか。また、最も手頃なグレードはどのようなモデルなのでしょうか。

 フリードのラインナップは、シンプルで洗練された「AIR」、そしてSUVテイストの「CROSSTAR」の2タイプを軸に展開されています。

 価格は改良後、「AIR」のFF・6人乗りが262万3500円、4WD仕様は285万4500円。「AIR EX」はFF・6人乗りで281万2700円、7人乗りが285万6700円、4WD仕様が304万3700円です。

 「CROSSTAR」はFF・5人乗りが292万8200円、FF・6人乗りが297万2200円、4WD・5人乗りが315万9200円、4WD・6人乗りが320万3200円となっています。改良にともなう価格改定によって、全体的に11万5500円の値上げが実施されています。

 なかでも最も安価なグレードにあたるのが「FREED AIR」FF・6人乗り仕様で、フリードシリーズのエントリーポジションを担います。

 ボディサイズは全長4310mm×全幅1695mm×全高1755mmで、ホイールベースは2530mmです。

 エクステリアは、フリードならではのシンプルで親しみやすいスタイルにまとめられています。シャープなヘッドライトと水平基調のキャラクターラインが調和し、クオリティの高さを印象づけます。

 AIR専用のデザインが与えられており、日常使いに自然に溶け込む落ち着きと上質さを備えています。

 インテリアは、グレージュカラーのファブリックシートを採用し、明るく柔らかな空間を演出しています。視認性に優れた7インチTFT液晶メーターが標準装備されており、必要な情報をすっきりと確認することができます。

 さらに、両側パワースライドドアやシートヒーターも標準で備わっており、実用面でも抜かりのない装備内容となっています。

 荷室については、3列目シートを跳ね上げて収納することで荷物スペースを拡張でき、日常の買い物からアウトドアまで幅広く対応します。

 パワートレインには、1.5LのDOHC i-VTECエンジンを搭載。最高出力は118馬力、最大トルクは14.5kgf・mを発揮します。

 トランスミッションはCVTで、多人数乗車時にもスムーズな加速を可能にする仕様です。燃費性能はWLTCモードで16.5km/Lと、実用面でも高い効率性を誇ります。

 安全面では、Hondaの先進運転支援システム「Honda SENSING」が全車に標準装備されています。衝突軽減ブレーキや車線維持支援システムなどの基本機能に加え、サイドエアバッグやLEDヘッドライトなども備わり、乗員の安心を支える装備が充実しています。

 オプションでは、特別塗装色として「シーベッドブルー・パール」が用意され、追加料金が必要となるものの、個性を演出する選択肢として人気を集めそうです。なお、一部カラーや仕様については販売会社への確認が必要となります。

※ ※ ※

 フリードAIRのFFモデルは、コンパクトミニバンに求められる実用性、扱いやすさ、そして安心感をバランス良く備えた一台です。

 手頃な価格でありながら、充実した装備と快適性を備えており、日常を支えるパートナーとして多くのユーザーに選ばれることでしょう。

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