トヨタ最新型「ラヴ4」がスゴイ! 世界初の「画期的4WD」で走行性能アップ! まもなく“新型登場”も期待される「ミドルSUV」の革新的技術とは?
発売から6年経ち、新型の登場も噂されるトヨタ「RAV4」ですが、現行型に搭載されている世界初の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」とはどんな機能なのでしょうか。
RAV4に採用されている世界初の4WD技術とは?
トヨタ「RAV4」は、2019年に登場した現行モデルが発売から6年を迎え、次期モデルの登場が注目されています。
SNSなどネット上では、テスト車両とみられる画像や予想CGが話題となり、新型開発の進展がうかがえます。
一方で、現行モデルも2025年4月の新車販売台数ランキングで27位(2037台)にランクインするなど、今もなお根強い人気を誇っています。
そんな現行RAV4には、デビュー当時に世界初の技術が採用されました。
一体どのようなものなのでしょうか。

1994年に初代モデルが登場したRAV4は、セダンやハードトップの需要が減少する中、「SUVブーム」を牽引した象徴的な存在です。
特にホンダ「CR-V」と並び、北米をはじめとする海外市場で高い人気を博してきました。
現行モデルは2019年4月に発売された5代目モデルで、一部改良を重ねながら熟成されてきました。
ボディサイズは全長4600mm-4610mm×全幅1855mm-1865mm×全高1685mm-1735mm、ホイールベース2690mmで、力強くアクティブなデザインは都会的なシーンにも映える洗練さを併せ持ちます。
パワートレインは、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン、2.5リッターハイブリッド、プラグインハイブリッドの3種類が用意されています。
現行RAV4の特徴の1つとして挙げられるのが、高い走破性、走行安定性、燃費向上を実現する世界初の技術「ダイナミックトルクベクタリングAWD」です。
このシステムは、「トルクベクタリング機構」と「ディスコネクト機構」の2つで構成されています。
トルクベクタリング機構は、走行状況に応じて前後輪だけでなく、後輪左右のトルク配分を100:0から0:100まで可変制御できる点が特徴です。
コーナリング時には内側タイヤの駆動力を抑え、外側タイヤにトルクを多く配分し、ブレーキとの協調制御により安定したコーナリング性能を実現します。
この駆動力の配分状況は、マルチインフォメーションディスプレイで確認可能です。
ディスコネクト機構は、4WD走行が不要と判断された場合、リアタイヤへの動力伝達を瞬時に切り離す技術です。
2WD走行時には、前後輪の車軸同軸上に搭載された「ラチェットシフト式ドグクラッチ」が駆動系を停止させ、動力伝達の損失を大幅に低減。
これにより燃費向上に貢献します。
ダイナミックトルクベクタリングAWDはガソリン車にのみ採用されており、搭載グレードは「Adventure」と「G “Z package”」です。
一方、ハイブリッド車には電気式4WDシステム「E-Four」が搭載され、前後輪のトルク配分を最適化。
後輪のトルクを従来比で約3割向上させ、優れた操縦安定性と走破性を実現しています。
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発売から6年以上が経過し、次期モデルの登場が待たれるRAV4。
新型のデザインやパワートレインはもちろん、オフロード性能を支える4WD制御技術のさらなる進化にも注目が集まります。
現行モデルの高い完成度を継承しつつ、どのような進化を遂げるのか、今後の動向から目が離せません。
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