スバル「新型SUV」世界初公開! 375馬力の「本格モデル」! 高性能4WD&赤い「SUBARU」エンブレム& 斬新「ツルツル顔」採用だけど“水平対向エンジンはなし”な「トレイルシーカー」米国に登場
スバルは2025年4月、ニューヨーク国際オートショーで2026年型「トレイルシーカー」を初公開しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。
375馬力&大型カーゴがイイ!
スバルの米国法人は、2025年4月に開催されたニューヨーク国際オートショーにて、2026年モデル「トレイルシーカー」を世界初公開しました。
同車は「ソルテラ」に次ぐスバル2台目のバッテリーEVであり、よりパワフルなAWD性能と広い室内空間を備えた新世代SUVとして開発されています。

車名のトレイルシーカーは“トレイルを求める者”を意味し、その名のとおりオフロード性能と積載性を重視したモデルです。
最低地上高は8.3インチ(約211mm)で、スバル伝統のシンメトリカルAWDとデュアルモードX-MODEを標準装備。Snow/DirtとDeep Snow/Mudの2モードに加え、グリップコントロールおよびヒルディセントコントロールも搭載し、さまざまな地形に対応します。
フロントとリアにそれぞれ搭載された電動モーターは、システム最高出力約375PSを発揮。最大牽引能力は3500ポンド(約1588kg)とされ、本格SUVとしての性能も備えています。加速性能は0-96km/hをおよそ4.4秒でこなす俊足ぶりを見せ、オンロードでも十分な力を発揮します。
バッテリーには、74.7kWhの高容量リチウムイオンバッテリーを採用し、1回の充電で260マイル(約418km)以上の航続距離を実現。標準装備のNACS(North American Charging Standard)ポートにより、北米のテスラスーパーチャージャー網での充電も可能です。バッテリープリコンディショニング機能も備え、寒冷地でも効率的な急速充電(最大150kW)に対応します。
サスペンションおよびAWD制御は、スバルのエンジニアにより専用チューニングされ、加速度センサーを活用し、加速・減速・旋回時の荷重変化を正確に検知。各輪に適切なトルクを配分することで、直進安定性やトラクション性能を高め、オンロード・オフロードを問わず高次元の走りを実現しています。
特に、サスペンションと統合された制御系が路面状況に応じて減衰特性を変化させることで、舗装路でのしなやかな乗り心地と悪路での車体安定性を両立させています。
ボディサイズは、ソルテラと比べて全長で6インチ以上、全高で約1インチ高くなっており、とくにリア部分のカーゴスペースが拡大。ルーフ高が高められたことで頭上空間にも余裕が生まれ、より大きな荷物の積載や後席の快適性も向上しています。荷室には120Vの外部電源コンセントも設けられ、アウトドアやキャンプシーンでの電源供給にも対応します。
インテリアには、スバル車史上最大となる14インチのセンターディスプレイを搭載。Apple CarPlayおよびAndroid Autoにワイヤレスで対応するほか、15Wのワイヤレススマートフォン充電器を前席に2基、後席には高速USB-C端子を標準装備。水平基調のダッシュパネルにはメタリック加飾が施され、広く明るいキャビンを演出します。センターコンソールは大型で、多様な収納に対応する設計となっています。
エクステリアは、ソルテラと共通するEV専用デザイン言語を採用し、六連星のイルミネーションロゴ、新型ヘッドライト、大型フロントバンパーなどを装備。リアゲートには立体的なSUBARUロゴと専用ガーニッシュが施され、夜間の視認性と存在感を高めています。18インチおよび20インチのホイールが用意され、力強い足元を演出します。
先進安全装備も充実しており、全車に最新世代の「アイサイト」を標準搭載。プリクラッシュブレーキ、ブラインドスポットモニター、フロントクロストラフィックアラート、パノラミックビューモニター、渋滞アシスト、緊急停止支援、車線変更支援、高度なアダプティブクルーズコントロールなどが網羅されています。
トレイルシーカーは、スバルが提案する“EV×本格SUV”という新たな選択肢として登場しました。販売開始は2026年初頭を予定しており、価格や詳細な仕様については今後の発表が待たれます。
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